- 耳の中に挿入しないタイプ
- Bluetooth対応
- 音漏れしない
- AVRCP
- バッテリーが10時間位は保つ
- 出来れば通話機能もあればよい
- 音質は重視しない
後は,あれば良いなと思っていた項目としてAVRCP,バッテリーが長時間持つ,通話できるの3項目です.AVRCPはbluetoothの機能で,ヘッドホン側で操作ができるものです.再生停止,ボリューム,曲送りなどがスマートフォンなどを触らなくてもヘッドフォン側で操作できます.バッテリーの保ちはbluetooth接続で問題になる項目で,カナルタイプなどの小型の物だと2~4時間しか使えないものが多いです.一日バッテリーを気にせずに使えるレベルとして10時間くらいは保ってほしいです.通話機能は,私はスマートフォンと接続して使用するので有ると便利です.ただし,明らかなマイクがついていないタイプのヘッドセットで通話していると独り言を言っているように見られてしまうので,すこし恥ずかしいですね.
最後の項目として,音質はそこまで重視しません.私の耳自体が大したことが無いのに加えて,そもそもbluetooth接続の時点で非可逆圧縮転送されてしまうので追求しても仕方がないですね.HBS-700はカナルタイプであることを除いて全項目を満たしていて気に入っていたのですが,さすがに健康を捨ててまでは使い続けられないですね.とはいえ,カナルタイプでも問題ない方にはおすすめですね.最近apt-X(低遅延,高音質)に対応した新型のHBS-730も出ているので,そちらもおすすめです.
上記の条件を満たす物を探したところ以下の物が候補になりました.
- CREATIVE: WP-300, WP-350(WP-350に通話機能付き), WP-450(apt-x,通話に対応)
- SONY: MDR-1RBT
- harman: kardon BT
- SENNHEISER: MM 400
- MONSTER: beats wireless
というわけで,ここからがレビューになります.
まず,MDR-1RBTの良い点は以下になります.
- AVRCP,通話に対応
- 連続再生が30時間
- 有線接続も出来る
連続30時間再生可能なバッテリーは良いですね.実際,数日充電しなくても使えています.HBS-700だと偶に充電を忘れてバッテリー切れを起こした事がありましたが,3倍保つMDR-1RBTであれば殆どバッテリー切れにあわなくて済みそうです.
有線接続機能は,付属のステレオミニケーブルで繋げば有線でも使えるというものです.有線接続時はMDR-1Rと同等の性能になるようです.バッテリーが切れることは殆ど無いとは思いますが,その場合でも有線接続できるので安心感がありますね.また,この機能があるので,家ではヘッドマウントディスプレイHMZ-T2に接続して使っています.ちなみに付属のステレオミニケーブルは片側がL字型で反対側がストレート型になっています.HMZ-T2で使う場合は明らかにストレート型の方がケーブルの収まりが良いので,両側ともストレート型のステレオミニケーブルを別に購入して使っています.
次に,良くなかった(良くないと思われる)点です.
- 大きく重い
- ハウジング部分の回転方向が逆だと良かった
- 耳の周りが蒸れる
- 密閉型だが多少は音漏れする
- 充電中はBluetooth接続で再生できない(有線の場合は充電しながら再生可)
- 充電端子と有線接続端子のカバーが邪魔
まず,サイズが大きいです.しかし,ハウジング部分が回転してフラットに出来てキャリングケースに入れて簡単に鞄に仕舞えるので,そこまで問題にはなりませんでした.そして,重さは300グラムもありモバイルとは言い難いですが,こちらについても装着感が良かったため重さはあまり感じませんでした.
ハウジング部分が回転してコンパクトに収納できると書きましたが,この回転方向が固定で,首に垂らした時にイヤーパッド側が表に出てきてしまいます.回転方向が逆であればイヤーパッド側が体に接してハウジング側が表に出てくるので,そちらの方が好みです.
装着感は良かったのですが,耳の周りは少し蒸れてしまいます.気温15度くらいでこの状態なので夏場は汗でびちゃびちゃになる可能性が高そうです.(かなり寒くなってきたので追記)冬場はイヤーマフ代わりになって暖かいです.
音漏れについては,少し漏れてしまうようです.外の音も結構聞こえてきます.屋外で使う場合は少し気をつけた方が良さそうです.(追記)電車の中にて,音を再生しない状態だと周りの人の会話が聞こえるレベルでした.
充電中の挙動ですが,bluetooth接続は出来ません.これについては充電の頻度が低いので特に問題にならないと思います.有線接続時は充電できました.また,有線接続時はBluetooth接続できなかったので(有線接続が優先される),何らかのケーブルを接続しているとBluetoothは機能しないようです.
充電端子(micro-USB)と有線接続端子(ステレオミニ)のカバーですが,はっきり言って邪魔です.使用頻度が低い端子であれば構わないのですが,充電端子は少なくとも1週間に1回,基本的には毎日使うにもかかわらずカバーがついているのは煩わしいです.有線接続の頻度は低いせいかもしれませんが,ステレオミニプラグにカバー付けている物なんて殆ど無いと思うのですが,それなりに需要があるものなのでしょうか.現在は切り取ってしまうことを検討しています.
最後に評価出来ていない点です.
- 高音質らしい
まとめ)
項目数的には良くない点の方が多かったですが,致命的に悪い点は無く,総合すると良いと思います.bluetoothの機能は一通り押さえられていますし,何よりバッテリーの保ちが競合製品を圧倒しています.ある意味致命的なのは,製品としては高音質であるにもかかわらず,それを私が体感できる人間では無かった事かもしれませんね.
サイズに関しての追記
MDR-10RBTとの比較レビュー