2013年9月22日日曜日

レビュー:Majestouch MINILA Air購入

Majestouch MINILA Airが届いたので,早速試してみました.

基本的な部分は有線接続のMajestouch MINILAと同じです.
レビュー:Majestouch MINILA購入
レビュー(2ヶ月後):Majestouch MINILA(赤軸)

Majestouch MINILA Airは上記製品をBluetooth接続の無線化したものです.

良い点
  • 無線
  •  Majestouch MINILAと基本的に同じ
  • 電池式
  • 安い
まず,無線接続できるという点です.最近Windows8タブレットのAcer iconia w3-810を購入したのですが,タブレットでもいつも使っているキーボードと同等のキー操作ができるので快適です.接続は普通にペアリングすれば問題なく使えました. 一応,Androidにも繋がるようなのですが,まだ試していません.

上記の項目とかぶるのですが,キー配列だけでなくサイズや重さも有線版と変わらないので全く違和感がありません.サイズが小さいので持ち運びが容易です.ただし,キーの軸だけは有線で使っている赤軸から黒軸に変えています.これは外出時に使用する予定なので一番静かな軸ということで選択しています.ついでにOリングによる静音化(静音化:Majestouch MINILA Oリング装着)とAltキーのラバーキーへの交換(改造:Majestouch MINILAキートップ交換)も行っています.

これは人によると思うのですが,電池式(単3×2本)のため外出時に電池が切れても交換が容易です. 付属していたアルカリ電池ではなくeneloopを入れてみましたが特に問題はありませんでした.

価格は有線接続版にプラス2000円で納まっているので安いと思います.例えば,最近発売されたLenovoのトラックポイントキーボードは有線版が約8千円に対して無線版は約1万3千円と5千円アップしているので,それに比べれば良心的です.ただし,価格自体は1万4千円なので,絶対値としては安くはないかもしれません.

悪い点
  • モバイル用としては重い
  • 接続先の切り替えが面倒
  • 有線接続は出来ない
重さは700g程あるので,モバイル用途としては相当重い部類です.私の場合はPC自体がw3-810で500g程度なのでキーボードの方が重いことになります.合わせると1.2kgなのでノートPCと変わらない重さです.ただし,重さのおかげで安定して入力は出来るので人によっては良い点かもしれません.

複数機器で使い回す場合に問題になる点として,接続先の切り替えが面倒という点があります.一応3台までのマルチペアリングに対応していて,基本的には自動的に接続してくれるのですが,同じ場所で複数の機器で使い回す場合は想定されていません.その場合は,接続機器側で切断操作をしなければ成りません.最近だとキーボード側に接続機器の切り替えボタンやホットキーが設定されているBluetoothキーボードがいくつかあるので,同じようなことが出来ればと思っていましたが出来ないようです.

FILCOのBluetooth接続キーボードの別製品であるMajestouch 2 Convertibleのように有線接続は用意されていません.さすがにPS/2にまで対応しろとは思いませんが,USB接続はあればよかったと思います.特に上記の切り替えが面倒という点とも関係してくるのですが,デスクトップでも使いつつ偶にタブレットでも使いたいといった場合は十分に想定されていないようです.

まとめ)
コンパクトキーボード+ダブルファンクションキー+Bluetooth接続というとんでもなくニッチな製品を発売してくれたことをFILCOに感謝したいです.これで,外出時のノートパソコンのキーボード操作でイライラすることから解放されます.無線接続でもMajestouch 2 ConvertibleまでのBluetooth接続技術のノウハウもあるので,特に問題なく使えます.

物が物だけに後継機が出ることは期待できませんが,複数機器の使い回し時の使い勝手が改善されることを期待したいです.また,こんな機構がつけることが出来るのかどうかは知りませんが,内部のおもり部分を取り外し可能にして室内ではガッチリした入力と屋外ではおもりを外して軽快な持ち運びが出来たりするとうれしいです.単に軽いバージョンがラインナップされるだけでも良いかもしれません.

1万円以上の高級キーボードで,こういった製品が出たこと自体が珍しいのでHHKBや東プレも便乗してくるとおもしろくなりそうですね.


追記)
Android端末との接続も試してみました.
接続先はXperia SX(SO-05D)です.通常の手順でペアリングすると4桁の数字を入力するように表示されるので,入力してEnterキーを押すだけで繋がりました.
特に操作に問題なく半角全角切り替えも普通に動作しました.

しかし,Android接続後にWindowsに再接続しようとしたところ,うまくいきませんでした.説明書では現在接続中の端末のBluetoothをOFFにした後に何かのキーを入力すれば,次のデバイスと自動的にペアリングされるとあったのですが動作しませんでした.一応ペアリング中を示すLEDは点灯してはいます.

結局,上手く再接続出来なかったので一度Windows側でデバイスの削除を行い,再度デバイスの追加を行いました.

2 件のコメント:

  1. 青軸買いました。使い勝手の良さに感激です。が、やはり重いですね。有線のPOKER X持っていたので、これくらいなら持ち運べると思っていたのですが、甘かったです。旅行だと、他に荷物もあるので、ますます持って行きにくい。重いから打ちやすいんだけど、おもり外して軽くしてくれたらと、マジ思います。ゴムパット(100均で売ってる判子下敷きとか、耐震用の敷きパットとか)の上に置けば動かないと思うので、モバイルとしては軽くしてほしいです。仕方なく家の中で使ってますけど。(それでもパソコン立ち上げずに長文メールとか打てるので重宝です)

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    1. やはり重いですよね.内部の鉄板を取り外したいところなのですが,スイッチと基板の間に挟まれているため簡単には取り外せません.おそらく鉄板をプラスチックにしてしまうとキータッチが大きく変わってしまうので,有線版と同じにしてあるのかなと想像します

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