2012年10月27日土曜日

Xperia pro (MK16A)をAndroid 4.0から2.3に戻しました

SmartWatchの追記でも書いたのですが,Xperia ProのAndroidのバージョンをICS(4.0.4)からGB(2.3.4)に戻しました.ICSはメモリが1GBは無いと快適には使えないようです.具体的に快適に使えなかった点は以下の通りです.

  • ホーム画面のウィジェットの描写に時間がかかる
  • ブラウザ(Opera mobile)で複数タブを開くと動作が極端に遅くなる or フリーズする
  • Gmailアプリの動作が遅い
ホーム画面に戻るたびにウィジェットの再描写が行われ,数秒以上待たされるというのが最も困った点でした.そのために使うウィジェットの数を減らしたり,ホーム画面の数を1枚だけにするなどの対処をしましたが,それでも大きくは改善しませんでした.Opera mobileは複数のブラウザを使い比べてみて,現時点では一番使いやすかったのですが,タブを10個位開くと動作が遅くなってしまいました.ひどいときにはフリーズしてしまい強制停止しなければならないこともありました.もちろんGBでは,そこまで酷い動作になったことはありません.GmailアプリはGBとICSで表示形式などが違うのですが,ICS版ではテキストだけのメールでも描写に時間がかかる場合があり快適に使えませんでした.またメモリ使用量も多いようで,他のアプリ使用中にメールを受信し,ステータスバーからGmailに移動してメールを読んだ後に元のアプリに戻ろうとすると,元のアプリが停止されているホーム画面に戻ってしまうことが多くありました.

上記の様な動作状態だったため,GBに戻しました.戻してみるとGBはこんなに軽い動作だったのかと驚きました.GBからICSにした時には異常に重くなった様には感じなかったので(少しは動作が遅いとは思いましたが),使用しているアプリが少なければ快適に動作していたようですね(使うアプリを制限してまでスマートフォンを使う意味があるとは思えませんが).ICSからGBに戻して,ICSの方が良かったと思う物ももちろんあります.
  • ステータスバーが高機能
  • 電話帳が高機能
  • 使用アプリ履歴が高機能 
  • 画面がスタイリッシュ
他にもICSで良くなっている点は色々あるとは思うのですが,私が感じたのは上記の4点です.まず,ステータスバーについてですが,GBは全ての通知をまとめてしか処理出来ないのに対してICSでは通知毎に処理出来ます.また,ICSだとWidgetsoid等のアプリを使うことでステータスバー上にトグルスイッチが設置できるようになっています.GBでもステータスバー上にトグルスイッチの表示自体は出来るのですが,通知領域のどこを押しても単に全体を押したとしか認識しないため,複数のトグルスイッチを1通知内で操作することが出来ません.次に電話帳ですが,ICSではグループタブが増えていてグループ分けが出来るようになっていますが,GBでは全リストから選択することしか出来ません.一応お気に入りというタブが有るのですが,なんとお気に入りに選択した連絡先は全体のリストに表示されなくなってしまいます.GBの場合は電話帳アプリを入れた方が良いかもしれません.次に使用アプリ履歴ですが,ホームボタンを長押しすると使用したアプリの履歴が出ますが,GBは単にアイコンが並ぶだけですが,ICSの場合はアプリ画面自体が並べられる事に加えて必要ない物は横方向スワイプさせることで履歴から削除できます.最後に,当たり前なことですが,ICSの方が画面がスタイリッシュです.


JBはICSに比べて動作が軽くなると噂されていて期待していたのですが,つい先日2011年モデルのXperiaに対してはJB(4.1)は提供しないというアナウンスがされてしまいました.理由も快適な動作が提供出来ないとの事なので,メモリが512MBしかないことがネックなのでしょうね.そういうわけで,Xperia proから違う端末を買い換えるまではGBのまま使用することになりそうです.