2013年10月18日金曜日

レビュー:Windows 8.1にアップデート

Windows 8.1がストアで公開されたので,早速アップデートしてみました.

ストアでダウンロードを選択すると処理が開始されますが,データ容量が3.5GB位あるので結構時間がかかりました.おそらく1時間以上かかった思います.

ダウンロード完了後に情報収集などが行われて,完了すると再起動を促されます.作業中の場合は後から再起動するように出来ますが,15分後には自動再起動します.

再起動後にPCの設定などが行われ10~20分後くらいにライセンスへの同意と設定画面が出ます.
ここでの設定は自動アップデートやエラー時の処理などについてでした.

次にアカウントの登録があります.普段はピクチャパスワードを利用している場合でも文字パスワードが必要です.また,アカウントの確認のためにWindows Live IDに登録している電話を利用してコードを確認する処理が入ります.電話にかけるを選択して次へのボタンを押すと,対応した電話に電話がかかってきて数字6桁が通知されます.その数字を入力することで確認が完了します.
アカウントの登録処理はドメインに参加しているPCの場合はスキップされました.

その後,最終処理が行われて,しばらく待っていると完了します.

Windows 8.1にアップデートして変わったところ
  • スタート画面の表示が選択できるようになった
  • 左下からシャットダウンや再起動ができるようになった
  • エクスペリエンスインデックスがなくなった
  • エクスプローラーでライブラリグループがPC(コンピュータ)の下に移動
  • 一部のアプリが対応していない
  • IMEの設定が初期化されている
  • レジストリに登録するタイプのアプリの設定が引き継がれていない
  • スタート画面やデスクトップ壁紙の画像が勝手に変更される
基本的には8から大幅な変更はありませんでした.サービスパックレベルのアップデートといえます.

デスクトップで使う場合に不評だった,スタート画面を飛ばす設定やWindowsキーを押した場合にスタート画面ではなくアプリ一覧に移動できるような設定が追加されています.
私の場合は「Classic Shell」を利用して設定していましたが,必要がなくなりました.

シャットダウンや再起動は従来はチャーム→電源から行っていましたが,画面左下で右クリックすると出てくるメニューに電源系のメニューが追加されました.私は元々フリーのランチャーソフトで再起動などを行っていたのであまり関係ないのですが,人によっては有効な変更点だと思います.

なぜ無くなったのかはわかりませんが,システム設定で表示されていたエクスペリエンスインデックスが無くなっていました.パソコン好きとしては点数が出た方がおもしろかったのですが実用上は特に問題もないので気にはならないです.

エクスプローラ周りでの地味な変更点として,以前「ライブラリ」として表示されていたグループがPC(以前のコンピュータ)のグループ以下に移動していました.元々マイドキュメント系のディレクトリは使用していなかったのですが,よく使っていた人は場所が変わっているため戸惑うかもしれません.

アップデート後に動作しなかったアプリケーションがいくつかありました.私の環境では下の二つでした.ただしどちらも最新版にアップデートすることで問題なく動作しました.
・Samsung Magician
・DisplayLinkのドライバ

私が一番困ったのはIME周りです.普段はATOK2009を使っているのですがIME周りの設定が変更されたようで,初期状態ではATOKが選択されていないどころか項目すら出ておらず選択も出来ませんでした.アプリ一覧から標準IME設定ツールを選択することで有効に成りました.もしかしたらWin+Spaceのショートカットキーでも良かったかもしれません.

キーボードのキー変更をChangeKeyというフリーソフトを使っていたのですが,設定が引き継がれていませんでした.このソフトはレジストリに設定を書き込むタイプなのですが再設定が必要でした.同様にレジストリに設定を書き込んでいるソフトは影響を受けている可能性がありそうです.

どうでも良いのですが,スタート画面やデスクトップ壁紙が異なる物に変更されていました.デスクトップ壁紙はデフォルトの物が変わった?上書き?されたようなので仕方ないとも思うのですが,スタート画面は特にそういったことも無く8と変わっていないようなので,それくらいは引き継いでくれても良いのにとは感じました.

こういった感じで一部調整が必要でしたが大きな問題もなく移行できました.逆に大きな変更点もなかったのでサービスパックを当てた程度というのが正直な感想です.


 追記)
ストアアプリは見た目が大幅に変更されていました.相変わらず公開されているアプリの種類は残念なままです.ただし,8.1のアップデート似合わせてFacebookの公式アプリが追加されていました.とりあえずインストールしてみましたが日本語に対応していないようです.私は特に問題なのですが,日本の場合は日本語に対応していないアプリの場合は酷評されることが多いので,その点は気になりました.

それでもWindows8に対応してきていることは感心できることなので,他のアプリもどんどん対応してきてほしいですね.

追記2)
ホストOSをWindows 8.1にするとゲストOSの種類にかかわらずゲストOSのネットワークが繋がらなくなってしまいました.
試したゲストOS
  • Windows 8
  • Windows XP
  • Windows  Server 2008
  • Ubuntu 12.10

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