2013年7月7日日曜日

レビュー(2ヶ月後):Majestouch MINILA(赤軸)

Majestouch MINILAを購入してから2ヶ月ほど経過して操作に慣れたので,その状態でのレビューを書きます.
購入段階のレビュー

良かった点
  • ダブルファンクションキーボードによる楽で高速な入力
  • 赤軸で腱鞘炎回避
慣れるまでは少し大変でしたが,慣れると格段に使いやすくなります.
初期設定でも使いやすかったのですが,自分の環境的によく使うキーを押しやすくするために3点変更しました.
  1. 「CapsLock」 →「Ctrl」
  2. 「無変換」→「Esc」
  3. 「変換」→「Enter」
まず,「CapsLock」を「Ctrl」に変更しました.これはキーボード本体のDIPスイッチで変更可能な上に交換キーもついているため見た目も含めて変更可能です.

2と3についてはキー配置を変えるソフトを使っています.
私はテキストエディタがvimなのでEscをよく使うので元々無変換をEscに変えて使っているので,同様に変更しました.
Enterキーについては通常位置ももちろん使うのですが,Fnキーを使った操作をしている途中の場合はFn+Space(変換キー)の方が押しやすかったので左右の親指の同時押しでも入力出来るように変更しました.

上記の変更も含めると基本的にホームポジションからずれることが無いので,入力も楽ですし,指の移動量が減る分だけ高速に入力出来るようになりました.
一番効いているのはBsキーで,これがホームポジションから指を動かさないで入力出来るのは大きいです.
次点でカーソルキーです.これも移動をホームポジションのまま(↑は移動しますが)入力出来るのは便利です.
また,特にWindows環境では,F1~F12を利用するアプリケーションが多いので有効です.

また,赤軸キーは試打した段階では軽すぎると感じたのですが,HHKB Lite2から変更して指の痛みが消えました.
軽すぎて底打ちしすぎることによる負担を心配していたのですが,私の場合は問題ありませんでした.

悪かった点
  • 誤入力が増えた
  • Zの行がずれているのは,少し気になる
  • 赤軸でも少しうるさい
  • 他のキーボードが全く使えなくなる
HHKB Lite2に比べると誤入力が,わずかに増えました.
理由は何点か考えられるのですが,赤軸でキーが軽いため2キー同時に押してしまうことや後述するZ行のずれのせいだと思います.

それでも,頻発するほどではないのでトータルでの入力速度は速いと思います.
この点については黒軸版も買ってみて試してみたいところです.

購入当初は気にならないと思っていたZ行のずれですが,偶に少しずれた位置を押してしまい隣のキーを誤入力してしまうことがありました.
やはり長い間に染みついた入力位置はなかなか修正出来ないものなのですね.
一応上記でも書きましたが,頻発するほどではないので神経質な人でなければ許容範囲内だと思います.

赤軸とはいえメカニカルスイッチなので入力音はそれなりに発生します.
周りの人から苦情は出ていませんが,メンブレンタイプのペコペコ音と比べるとカチカチとはなっているので,人によっては気になるかもしれません.

一番問題になった点は,他のキーボードが全く使えなくなってしまったことです.
2ヶ月ほど使用したことにより考えなくても手が勝手に動いて入力出来るようになったのですが,その副作用として他のキーボードでの入力ができなくなってしまいました.
他人のキーボードで入力することは少ないので大きな問題にならないのですが,自分のノートPCでの入力に支障がでるのは問題です.
ノートPCを使う場合は,EscとBsは強く意識して通常の位置を押しに行かないとまともに入力できませんでした.
フルサイズのMajestouch 2 ConvertibleのようにBluetooth版をMINILAでも発売してもらいたいところです.
最近トラックポイントキーボードでもBluetooth版が発売されたので,高級BluetoothキーボードでもBluetooth版が出るようなブームが来るとうれしいです.

まとめ)
かなり特殊であるものの,良くできていて満足度は高いです.
ある意味,これ無しでは生きていけない身体になってしまいました.
Z行のずれについては右Shiftを入れる都合上仕方が無いのかもしれませんが,なんとかならなかったのでしょうか.
HHKB pro JP配列でも同じなので,もう5mm幅が広くなってもいいので(BsとEnterを大きくして)ずれを無くしてほしいですね.
価格的にもHHK proやRealForceの半額程度なのでリーズナブルで,おすすめできる製品だと思います.



2013年7月6日土曜日

レビュー:MDR-XB600(EXTRA BASSシリーズ)

EXTRA BASSシリーズのMDR-XB600を購入したのでレビュー

今までは各所のレビューでは絶賛されているMDR-1RBTを使用していたのですが,重低音好きの私としては物足りなく感じていたので重低音重視のヘッドホンに交換することにしました.

MDR-1RBTの経験から,高級ヘッドフォンにしても私の馬鹿耳では認識できないことがわかったので,EXTRA BASSシリーズ最上位のMDR-XB900ではなくXB600にしました.
一応,ヨドバシカメラでXB400,XB600,XB900とデザイン違いのXB610,XB920を試してみてXB600を購入しています.
それぞれは基本的にサイズが違っていて上に行くほど大きくなっています.XB400は少し小さかったのとXB900は大きく感じたのでXB600にしました.
デザイン的にはXB920やXB610の方が良かったのですが,家の中でしか使わないので見た目は無視しました.

MDR-XB600の良い点
  • 重低音がよく出る
  • イヤーパッドはオンイヤータイプだが装着感は良い
良い点としてはこれにつきます.ただし最初は,ボコボコ鳴っていて違和感を感じましたが慣れれば気持ちいいです.MDR-1RBTに比べると明らかに低音がブーストされているので,ナチュラルな音質を好む人はやめた方が良いです(そんな人は選択肢にも入らないと思いますが…).
音質の善し悪しは,よくわからないので省略しますが,特に悪いということは無いと思います.

視聴時に確認はしたものの心配だった点として,オンイヤータイプなので長時間使用時に耳が痛くならないかという点がありましたが,問題ありませんでした.
低反発素材が使われているので,ぴったりフィットして痛くなりにくいです.

MDR-XB600の悪い点
  • ケーブルが両側
  • サイズが大きい 
  • モバイルできる構造だが音漏れは結構ある
  • 耳は蒸れる
まず,XB900にした方が良かったと購入後に思った点として,ケーブルが両側接続だったことです.
MDR-1RBTは片側だけだったのでわからなかったのですが,両側接続は体の前にケーブルを垂らす状態になるので,少し煩わしいです.

MDR-1RBTの時にもそうだったのですが,ヘッドフォンのサイズが大きいです.
MDR-1RBTの時は最小状態から左右2段階ずつ大きくしていたのですが,MDR-XB600は最小時でちょうど良いサイズです.
私の頭は別に小さいということは無いはずなので,顔の小さい女性だとフィットしない可能性があります.

MDR-XB600はオーバーイヤーではなくオンイヤーなので音漏れはそれなりにあります.
構造的には折りたたみが可能になっているので外での仕様も想定されているようですが,電車の中で使うのは厳しいレベルでした.
もちろんボリュームを下げれば問題ないレベルになりますが,製品の特性上重低音をガンガン鳴らしたい人向けなので,ボリューム下げたら意味ないですね.
もともと家の中でしか使わない予定内ので問題ないですが,屋外での仕様も想定している人はやめた方が良いです.

装着感が良い反面,フィットしすぎて蒸れます.
クーラーなしの夏場の部屋だと厳しそうです.

まとめ)
もうこの一点につきますが,重低音はドコドコ出るので満足です.
ケーブルが片側接続のXB900にした方が良かったですが,そこまで気になるわけではないのでXB600を使い続ける予定です.

Xperia SX (SO-05D) のAndroid 4.1アップデート後にb-mobileのSIMを使う(foma SIMでも有効)

Xperia SXをAndroid4.1にアップデートするとb-mobileのイオンSIMが使えなくなりました.
最初は端末かSIMが壊れたのかと思ったのですが,調べてみるとXiのSIM以外は接続をはじかれるようになったみたいです.

解決法
  1. 電話で「*#*#4636#*#*」と入力してテストモードに入る
  2. 「携帯電話情報」→有線ネットワーク設定 を「WCDMA only」に変更
  3. 「機内モード」をONにする
  4. 再起動
  5. 再起動後「機内モード」をOFFにする
SIMのチェックは起動時のみらしいので,機内モードをONにした状態で起動させることによりチェックを回避できるようです.

一応,b-mobileのSIMだけでなくfomaSIMやほかのMVNOのSIMでも同様の設定でつながるようです.

追記)
Android 4.0の状態でも同じ症状が出たので,端末の問題ではなくドコモ側の問題かもしれません.
4.0の場合は再起動させなくてもフライトモードのON/OFFのみでいけましたが,rootを取っていないと失敗したので要rootです.
再設定が面倒なためチェックしていませんが,4.1でもroot取得後に試しているので,うまくいかない方はrootを取ってみることをおすすめします(※自己責任).
 

2013年7月3日水曜日

Xperia SX (SO-05D) のAndroid 4.1アップデート&root取得

以前からアナウンスされていたXperia SXのAndroid 4.1 (Jelly Bean) へのアップデートが開始されたので早速適用してみました.

私の端末ではrootをとっていたせいかもしれないのですが,端末でのアップデートには失敗したため,PC側でPC Companionを使ってアップデートしました.
追記) 4.0でrootをとってsystem以下を変更している場合は端末でのアップデートは不可能で,PCを使って行う必要があるそうです.

変更直後にわかった変更点

  • 操作感がぬるぬるするようになった
  • 通知領域で操作できることが増えた
  • スモールアプリに対応
  • アプリ履歴で全終了ができるようになった
  • 電池残量表示が変更
  • WALKMANアプリが更新
まず,最初に感じたのは操作感がぬるぬるするようになったことです.4.0の状態でも特に問題は無かったのですが,4.1にアップデートしてみると4.0ではカクカク動作していたとういことがわかりました.ただし,最初は操作感が変わったことに慣れていないので,動きすぎて違和感がありました.

通知領域はトグルが2段になり,テザリングや設定を 選択できるようになりました.通知自体も多段表示できるものがあり,通知領域で処理できるようになっていました.これは便利そうです.Androidの通知領域はメジャーバージョンアップごとに確実に使いやすくなっているので,Googleが結構力を入れている部分なのでしょうか.

4.1ではついにスモールアプリが導入されました.メモや電卓は他のアプリ使用中に使いたいことがあったので役に立ちそうです.スモールアプリの起動はアプリ履歴を表示したときに再下段に表示されるランチャーから行えました.初期状態では,電卓,タイマー,メモ,ボイスメモの4アプリですが,play storeから追加インストール可能で,ぱっとみたところかなりのアプリが公開されていました.まだ,細かい使い方は把握していないので調べて活用してみる予定です.

地味ながら役立つ機能として,アプリ履歴の全終了が選択できるようになりました.今までは長時間使っていると履歴がたまりすぎて1つ1つ消すのは大変だったので便利そうです.

こちらも細かいですが,電池の残量表示が変更されていました.4.0では電池アイコンの中に残量表示していたためフォントサイズが小さくて見えずらかったのですが,4.1では電池アイコンとは別に残量を表示するようになりフォントが大きくなり見やすくなりました.ただし,別表示になっている分だけ通知領域の占有率が上がっています.

追記)WALKMANアプリが最新のものに更新されていました.ClearAudio+という音質アップ機能が追加されていました.使ってみた換装としては低音・中音・高音が分離されて,それぞれが強調されているように感じました.使わない場合は,逆にぼやけているように感じました(※こちらの方が音としては正しいと思います).私は低音強めが好きなので,とりあえずONに変更しました(初期値はOFF).

というわけで,一つ一つは細かいですが、全体的に使い勝手が向上していて順当なアップデートと感じました.しばらく使ってみてから,追加してレビューする予定です.

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ここからはroot取得についてです.
といっても以下のサイト方がバッチファイル1つでroot化出来るツールを配布してくださっているので,5分ほどで簡単にroot化出来ます.ありがたいですね.
キューブ実験室(http://cubeundcube.blogspot.jp/2013/07/xperia-gx-so-04d-sx-so-05djelly.html
これでドコモの不要なアプリを削除できます.