2013年9月28日土曜日

Acer iconia w3-810:充電が上手くできない問題の改善

しばらくw3-810を使っていたところ,何故か充電が55%付近で終了してしまう問題が発生しました.
再度電源端子を指し直しても10秒ほどは充電しているのですが,直ぐに終わってしまいました.
解決方法を調べたところ,同じ問題を解決している方がいたので試したところ無事解決できました.

方法
  1. 起動中の場合はシャットダウンする
  2. 電源端子を挿す
  3. microSD端子の横の穴を細い棒で数回つつく 
上記の操作で100%まで充電するようになりました.

2013年9月22日日曜日

レビュー:Majestouch MINILA Air購入

Majestouch MINILA Airが届いたので,早速試してみました.

基本的な部分は有線接続のMajestouch MINILAと同じです.
レビュー:Majestouch MINILA購入
レビュー(2ヶ月後):Majestouch MINILA(赤軸)

Majestouch MINILA Airは上記製品をBluetooth接続の無線化したものです.

良い点
  • 無線
  •  Majestouch MINILAと基本的に同じ
  • 電池式
  • 安い
まず,無線接続できるという点です.最近Windows8タブレットのAcer iconia w3-810を購入したのですが,タブレットでもいつも使っているキーボードと同等のキー操作ができるので快適です.接続は普通にペアリングすれば問題なく使えました. 一応,Androidにも繋がるようなのですが,まだ試していません.

上記の項目とかぶるのですが,キー配列だけでなくサイズや重さも有線版と変わらないので全く違和感がありません.サイズが小さいので持ち運びが容易です.ただし,キーの軸だけは有線で使っている赤軸から黒軸に変えています.これは外出時に使用する予定なので一番静かな軸ということで選択しています.ついでにOリングによる静音化(静音化:Majestouch MINILA Oリング装着)とAltキーのラバーキーへの交換(改造:Majestouch MINILAキートップ交換)も行っています.

これは人によると思うのですが,電池式(単3×2本)のため外出時に電池が切れても交換が容易です. 付属していたアルカリ電池ではなくeneloopを入れてみましたが特に問題はありませんでした.

価格は有線接続版にプラス2000円で納まっているので安いと思います.例えば,最近発売されたLenovoのトラックポイントキーボードは有線版が約8千円に対して無線版は約1万3千円と5千円アップしているので,それに比べれば良心的です.ただし,価格自体は1万4千円なので,絶対値としては安くはないかもしれません.

悪い点
  • モバイル用としては重い
  • 接続先の切り替えが面倒
  • 有線接続は出来ない
重さは700g程あるので,モバイル用途としては相当重い部類です.私の場合はPC自体がw3-810で500g程度なのでキーボードの方が重いことになります.合わせると1.2kgなのでノートPCと変わらない重さです.ただし,重さのおかげで安定して入力は出来るので人によっては良い点かもしれません.

複数機器で使い回す場合に問題になる点として,接続先の切り替えが面倒という点があります.一応3台までのマルチペアリングに対応していて,基本的には自動的に接続してくれるのですが,同じ場所で複数の機器で使い回す場合は想定されていません.その場合は,接続機器側で切断操作をしなければ成りません.最近だとキーボード側に接続機器の切り替えボタンやホットキーが設定されているBluetoothキーボードがいくつかあるので,同じようなことが出来ればと思っていましたが出来ないようです.

FILCOのBluetooth接続キーボードの別製品であるMajestouch 2 Convertibleのように有線接続は用意されていません.さすがにPS/2にまで対応しろとは思いませんが,USB接続はあればよかったと思います.特に上記の切り替えが面倒という点とも関係してくるのですが,デスクトップでも使いつつ偶にタブレットでも使いたいといった場合は十分に想定されていないようです.

まとめ)
コンパクトキーボード+ダブルファンクションキー+Bluetooth接続というとんでもなくニッチな製品を発売してくれたことをFILCOに感謝したいです.これで,外出時のノートパソコンのキーボード操作でイライラすることから解放されます.無線接続でもMajestouch 2 ConvertibleまでのBluetooth接続技術のノウハウもあるので,特に問題なく使えます.

物が物だけに後継機が出ることは期待できませんが,複数機器の使い回し時の使い勝手が改善されることを期待したいです.また,こんな機構がつけることが出来るのかどうかは知りませんが,内部のおもり部分を取り外し可能にして室内ではガッチリした入力と屋外ではおもりを外して軽快な持ち運びが出来たりするとうれしいです.単に軽いバージョンがラインナップされるだけでも良いかもしれません.

1万円以上の高級キーボードで,こういった製品が出たこと自体が珍しいのでHHKBや東プレも便乗してくるとおもしろくなりそうですね.


2013年9月12日木曜日

レビュー:Acer iconia w3-810(Windows8タブレット)

新型が発表間近なのか特価で投げ売りされていて購入したのでレビューします.

何故,iPadやAndroidではなくWindows8タブレットを買ってしまったかというと
  • 好きなキーボードが使える
  • Officeが使える
  • 軽い
  • 最近のAtomは許容範囲内の動作速度
とういわけで,Windows8タブレットを購入していますがタブレットとして使うつもりは殆どなく,ノートPCの代わりに利用するつもりです.

一番の理由として好きなキーボードが使えることです.これは,キーボードをMajestouch MINILAが馴染みすぎて,他のキーボードが使えなくなってしまったのです.現在,ノートPCはThinkpad x220を使っていて,Thinkpadだけにキーボードは相当使い易いです.ですが,Majestouch MINILAに慣れてしまった状態だと誤操作をしてしまうことが多くなり,かなりストレスがたまるように成りました.とはいっても,出張時などにノートPCとMajestouch MINILAの両方を持ち歩くのはさすがに厳しいので,何かいい方法はないだろうかと考えていました.その結果,軽いタブレットとなら1kg強位に収まりそうなので,その案を採用することにしました.

そのため,フル(RTではない)のOfficeが使えることと軽量であるという2点を満たすiconia w3-810を買うことにしました.

1点問題になると思ったのは,Atomがまともに動作するのかという点です.以前初代Atomを搭載した工人舎の7インチUMPCを持っていたのですが,CPUもGPUも貧弱すぎたためOfficeは動作するものの相当に遅く実用としては使えなかったという経験がありました.そこで現世代のAtomであるClover Trailについて調べてみたのですが,Core iシリーズ等と比べると遅いが,十分実用レベルになっているという感じだったので購入に踏み切りました.

ここからレビューです.
まず,良かった点です.
  • キーボード(Majestouch MINILA)は普通に使えた
  • 動作速度は許容範囲内
  • 軽い
  • バッテリーの持ちが良い
  • microSDが使える
Windows端末なので当たり前ですが,キーボードはUSBハブ(U2HS-MB03-4BBK)経由で普通に使えました.普段のキーボードがそのまま使えるので快適です.

動作は,一応許容範囲内でした.ただし,後述する悪い点に書いているのですが遅いです.

重量は,たったの500gなのでWindows端末としては超軽量の部類に入ります.Majestouch MINILAは700g弱なのでキーボードの方が重いですが,合わせて1.2kgなのでノートPCと同程度に収まります.

バッテリーは通常使用で8~9時間程度持つので十分です.また,電源ボタンで直ぐにスリープに移行できることに加え,Windows8はスリープからの復帰が一瞬なので,バッテリーが長持ちさせやすいです.

後述する本体のSSD容量は少ないのですが,MicroSDスロットがあるので何とかなります.


次に,悪かった点です.
  • デスクトップをタッチ操作するのは厳しい
  • デスクトップ用CPUに比べると遅い
  • 8.1インチの割には重い
  • SSD容量が64GBしかない
  • 発熱
  • 液晶は駄目
  • インターフェースがMicroUSBとMicroHDMIなので変換Hubやケーブルが必要
  • スタンドが無い
  • 電源端子が汎用的ではない
  • サードパーティの製品が少ない
  • Windowsストアアプリがひどい
以前工人舎の7インチ端末を使っていたので買う前からわかっていましたが,デスクトップをタッチ操作するのは厳しいです.出来ないことはないのですが,ボタンやアイコンはかなり小さくなるので押せなかったり押し間違えたりすることはよくあります.私の場合はBluetoothマウスをつないで使っているので,あまり問題にはなっていませんが移動中に使うつもりの方は試してから買うことをおすすめします.

良い点で,Atomの動作速度は許容範囲内と書きましたが,我慢できるだけで遅いです.たとえばChromeでWebページを開いた場合に,ページの読み込みが完了するまでは操作を受け付けないことがよくあります.OfficeもPowerPointで動画の埋め込みなどをしていると多少待たされることがありますが,それ以外は気にならないレベルです.

重量が500グラムと軽いのですが,Androidタブレットが7インチで300g前後で10インチで500g強であることを考えると8インチで500gは重いです.体積が小さい分ずっしり感があります.片手で長時間持ち続けるのは厳しいです.

ディスク容量はiPadやAndroidなら問題ない64GBですが,Windows端末で64GBはかなり少ないです.Windows自体と初期インストールアプリだけで20GB以上使っていることに加えてリカバリ領域が10GB弱あるため,初期状態で空き容量は30GB以下になっています.microSDXCの64GBを使えば多少改善しますが,基本は必要なアプリとデータだけ入れるという使い方になります.

横向き時の本体左側にCPUがあると思われるのですが,その部分がかなり熱くなります.縦持ちした場合は上側になり触らなくなるので,基本は縦持ちで使うのが良さそうです.

至る所で酷評されているのが液晶です.最近のタブレット端末にもかかわらずIPS方式ではなくTN方式なので表示品質は悪いです.液晶はかなりギラツキがあります.グレアタイプであることも相まって,かなり見づらいです.私はエレコムの低反射タイプのフィルムを貼ったところ多少改善しました.視野角は狭い点については,普通に使う分には極端な方向から除くことは無いので問題になることはありません.ある意味プライバシーフィルタ的に働いて逆に良いかもしれません.

インターフェースは,MicroUSB,MicroHDMI,イヤフォン,microSDがそれぞれ1個ずつなので,接続性はよくありません.USBにはUSBハブ(U2HS-MB03-4BBK),MicroHDMIにはMicroHDMI-VGAケーブルを別に購入して必要なときにつなぐようにしています.Bluetoothはついているので,キーボードやマウスはそちらに対応したものにした方がよいです.

スタンドがついていないタブレットの方が圧倒的に多いので仕方が無いのですが,フルのWindowsを使う場合はキーボードとマウスをつないで使うことになるので,本体にスタンドがついていると便利だと思いました.一応,純正のキーボードはスタンド機能もあるのですが,それ以外の場合は別途スタンドを用意する必要があるので,少々面倒です.

電源端子は専用のものになっていて,使い勝手は良くないです.タブレット端末だとMicroUSBからの充電に対応していることが多いですが,この端末は対応していません.USB-DCケーブルを使えば充電できるかもしれませんが,手元にあった外径3.4mm内径1.3mmの端子は太くて刺さりませんでした.これについては,もう少し径の小さい物を購入して試してみる予定です.

サードパーティ製品は驚くほど少ないです.メジャーなメーカーで対応していたのはエレコムだけでした.私は以下の製品を追加で購入しています.
  • 指紋防止エアーレスフィルム[反射防止](TB-AC3WFLFA)
  • シリコンケース[クリア](AC3WSCCR)
  • スマートフォン用スタンド フリーアングルタイプ1(P-DS004SV)
  • USBハブ(U2HS-MB03-4BBK)
これらの使い勝手については別途レビュー予定です.

使う予定がないので問題が無いのですが,最も衝撃的だった悪い点はWindowsストアアプリの充実度合いです.もちろんAppストアやPlayストアレベルは期待していなかったのですが,あまりにもひどいです.Windowsなのだからデスクトップアプリを使えということなのかもしれませんが,iPhoneアプリやAndroidアプリでのメジャーどころすら殆ど公開されていません.しかもレビューによる点数が軒並み3点前後(5点満点)となっていて,アプリの出来の悪さも問題になっています.使ってみたところ横画面にしか対応していない物の割合が高かったです.かなりひどい物としては,Sonyのミュージックストアであるmoraのアプリですが,アプリのみで完結しておらず平気でブラウザを開いてmoraのサイトを開くことにより表示するという衝撃の動作をしました.この調子だとWindow8.1が出てもWindows8タブレットが流行ることは無さそうです.

まとめ)
簡単に使ってみた感想としては,かなり使う人を選ぶ端末だなということが挙げられます.軽くてフルのWindows8とOfficeが使えるという点のみが良いところで,それ以外には目を潰れるという人にはお勧めできます.タブレットとして使うつもりの人は,現時点では絶対にお勧めしません.とりあえず出してみた感が強く,OSも含めて次の世代以降に期待といったところです.

私の場合は,好きなキーボードが使えるということもメリットですが,このような使用方法は特殊だと思われます.Majestouch MINILAは有線接続なのでBluetooth化しようと目論見,EnebrickというキーボードをBluetooth化できるモバイルバッテリーのクラウドファウンディングに投資しました.しかし,その直後にMajestouch MINILA airというMajestouch MINILAのBluetooth版が発売されてしまったため,投資した意味が無くなってしまいました.Majestouch MINILA airについては既に予約済みなので,今月末辺りにレビュー予定です.

2013年9月2日月曜日

静音化:Majestouch MINILA Oリング装着

赤軸とはいえ職場でメカニカルキーボードは五月蠅いかもしれないということで,Oリングを使った静音化を試してみました.


装着したのは,内径4.8mm,太さ1.9mmのものです.

装着は特に問題ありませんでしたが,結論としては今一でした.

個人の感想ですがキー入力が気持ちよくないです.
当たり前ですが,太さが1.9mmあるのでキーストロークが1.9mm少なくなります.
慣れの問題かもしれませんが,元々底打ちする方なので,キーストロークが短くて気持ち悪いです.
さらに,底打ちしたときの感触が微妙な硬さ(柔らかさ?)で,メンブレンタイプみないな感じになり爽快感が薄れます.

一応,音に関しては,カチャカチャなっていたのがカタカタという感じに変化して確かに静音化はできています.
ただし,劇的に入力音が小さくなるわけではなかったです.

キー配列的にMajestouch MINILAでないと駄目だけで五月蠅いキーボードは困るという場合以外では使わない方が良さそうです.スポンジのシートなんかの方が良いかもしれないです.