2012年12月23日日曜日

レビュー:ThinkPadトラックポイントキーボード

Lenovoのオンラインクーポンでキーボードが50%OFFだったため2台目のトラックポイントキーボードを購入しました.1台目のキートップを外して掃除していたときに"D"キーを少し壊してしまい,普通に動作はしているものの,いつ壊れてしまうかが不安のため予備として購入しました.

以前はPFUのHHKを使っていましたが,ノートPCをThinkpad x220に買い換えてトラックポイントにはまってしまい,トラックポイントキーボードに乗り換えました.

トラックポイントキーボードの良いところは,

  • トラックポイントが使える
  • テンキーが無い
  • Thinkpadと同じ配列
当たり前ですが,トラックポイントが使えることが一番のポイントです.キーボードから手を離さずにポインタ,左右クリックを使えるので操作が圧倒的に楽です.解像度がWUXGAx2のモニタで使用していますが普通に使えます.トラックポイントのキャップは,最初はクラシックドームを使っていたのですが,WUXGAx2だと指が疲れやすかったのでソフトリムに変えたものの直ぐに変形してしまい,最終的にソフトドームを使用しています.

また,テンキーが無いのでマウスを使う場合に手の移動量が少なく済みます.トラックポイントがあるのにマウスを使うのかと思われるかもしれませんが,長時間のトラックポイント操作は指に優しくないので,長時間マウス操作が必要な場合はマウスを使います.といってもマウスではなく,ケンジントンのExpert Mouseというトラックボールを使用しています.

名前の通りですが,1世代前のThinkpadのキー配列と同じ7列キーボードです.x220と全く同じなので,デスクトップとノートで操作を統一できて楽です.現行世代のThinkpadはアイソレーションタイプに変更されたので,そのうちこの製品もアイソレーションになるのでしょうか.

逆に良くないところは,
  • キータッチが普通
  • 剛性は高くない
  • スクロール機能は微妙
さすがに価格帯が違うので仕方がないのですが,HHKと比べるとキータッチは良くありません.しかし,全然駄目ということはなく,普通レベルのキータッチです.DellなどのPCについてくるキーボード等よりは,かなり良いと思います.パンタグラフ式なのでキーストロークが少ない方が好きな方は良いかもしれません.Thinkpad x220のキーボードと比べると少し悪いような感じがします.2~3万円くらいでトラックポイント付きの高級キーボードを出してくれないでしょうかね.近い製品はあるのですが(http://www.guru-board.com/),残念ならが左右クリックとスクロールボタンがありません.自分でやってしまっている人もいるようですが(http://alpha.mixi.co.jp/2011/10803/)(http://fukayatsu.hateblo.jp/entry/2012/05/11/004332),さすがに2~3万のキーボードを削る勇気はありません.

上の項目と若干被るのですが,キーボードの剛性は高くありません.強く打鍵すると本体自体がたわみます.たぶんこの辺りもx220とのキータッチの違いに表れているのでしょう.

最後に一番の問題なのですが,Thinkpadのスクロール機能と同じく動作が微妙です.アプリケーションによってはスクロールしないことがあります.しかも,この世代のトラックポイントはデフォルトでは自分で設定を変更できないので困ります.一応,AutoHotKeyを使えば,中クリックやアプリケーション毎の動作を設定できるため何とかなります.

2012年12月22日土曜日

レビュー:MDR-1RBTのサイズ

MDR-1RBTのサイズについてレビューします.

MDR-1RBTは左右それぞれ10段階までヘッドバンド部が伸ばせるようになっています.1段階で約5ミリ伸びるので,片側で最大50ミリ,両側で最大100ミリまで伸ばせます.

私の頭は日本人としては普通サイズくらいだと思います.そして,両側それぞれ2段階ずつ伸ばして使用しています.そういう訳なので,頭のサイズがかなり大きい人でも装着出来ると思います.最大にのばした状態では握り拳が頭の上にギリギリ入らない程度でした.これは世界で同じ製品を販売しているので欧米人でも装着出来るように設計されているということなのでしょう.逆に日本人女性で顔の小さい方は調整しきれない可能性があるかもしれません.

2012年12月19日水曜日

Kindleのフォーマット:mobi?azw3?

Kindleの書籍フォーマットは以前はmobiだったのですが,現在はazw3になっています.DRM無しのEPUBから変換する場合はazw3をおすすめします.単なる文章のみの場合であれば問題ありませんが,技術書などでソースコードやコマンドを書いている場合は,表示レベルがかなり変わります.具体的には,mobiだと単にインデントされただけであるのに対して,azw3であれば枠線などが表示されます.もちろん元のEPUBでそのように表示するように記述されていなければなりませんが,mobiではそういった形式をサポートしていないようです.

EPUBからazw3への変換はcalibre(http://calibre-ebook.com/)がおすすめです. azw3だけでなくmobi,HTML,PDF,TXT等の多数のフォーマットへの変換に対応しています.

そもそもDRM無しのEPUBファイルなんて,どこで手に入るのかと思われるかたもいるかもしれませんので,私の入手先について書きます.
  • Google play storeのオライリー本
一部のオライリー本(英語)がplay storeでアプリとして販売されているのですが, 何故か格安です.通常数千円する技術書が数百円で購入できます.そして,このアプリからEPUB形式として出力することができますので,calibreでazw3形式に変換してpaperwhiteで読めます.メジャーな本は大抵網羅されているので,英語であることさえ気にしなければお買い得です.

2012年12月3日月曜日

レビュー:kindle paperwhite(kindle 3とkindle DXgとの比較も少し)

ようやくkindleストアが日本に上陸したということで,予約して発売日に受け取りました.既にamazon.com経由でkindle 3とkindle DXgは購入して利用していたので,それらとの比較も含めてレビューします.

まず,kindle paperwhiteのいいところは,
  • 日本のkindleストアが利用できる
  • 画面が白い
  • 暗いところでも読める
  • 解像度が高い
  • 画面の反転頻度が少ない
  • タッチ操作 
  • 安い
まず, 日本版のkindleストアが使えることです.これまでもkindle 3とkindle DXgでアメリカ版のkindleストアは利用していましたが,当たり前ですが英語書籍しかありません.日本語の本も存在はするのですが,テキストではなく画像データのためkindleで読むメリットは殆どありませんでした.日本語の本がいつでも購入できるのはありがたいです.

画面は,「paperwhite」の名前の通り画面が白いです.ただし,実際に白い画面というわけではなく,フロントライトによって白く見えているだけです.そのため,ライトの輝度を下げると普通のE-inkと同じで藁半紙みたいな色になります.このフロントライトのおかげで暗いところでも読めますが,完璧というわけでもないです.フロントライトは画面下が発光元なのですが,画面下の方は明るさのムラが少しありますし,画面を見る向きによって見え方が若干異なります.ただし,実使用で気になるレベルではありませんでした.

画面の解像度ですが,paperwhiteでは前モデルの167ppiから212ppiに向上しており見やすくなっています.自炊したPDFを読む場合,以前のモデルではボールド処理等をしなければ掠れて見えにくくなりやすかったですが,paperwhiteでは改善しています.

前モデルでは,ページめくり毎に白黒反転していたのですが,paperwhiteでは5ページくらいは反転なしで読み進められます.おかげでページ送り速度も速くなっていて快適です.起動調整のスライダーがアニメーションのように動作するのは,古いモデルから使っている人間からすると驚きです.

 これまで持っていたkindleはタッチパネルなしのモデルでしたので,タッチ操作は便利です.ハイライトや辞書を使うときに5-wayキー(以前のkindleについていた十時キーのこと)を使わないで直接選択出来るので楽です.

最後に,wi-fiモデルであれば約8000円という低価格です.電化製品だと日本の価格は海外に比べて高めに設定されることが多く1ドル100円換算くらいになることが多いのですが,1ドル80円換算くらいなので通常の為替と変わらないです.

逆によくないところは,
  • kindleストアの品揃えが悪すぎる(2012/12時点)
  • タッチ操作のみ
圧倒的に駄目な点としてkindleストアの品揃えが悪すぎます.私は主にコンピュータ系の技術書を読むのですが,kindleストアには技術書が殆ど存在しません.コンピュータ・ITのカテゴリで数百冊しかありません.おかげさまで,paperwhiteは有効活用出来ていません.仕方がないので,洋書の技術書を購入しましたがpaperwhiteを購入しなくてもkindle 3でも読めるので意味がありません.楽天がぼろくそにたたかれていましたが,amazonも大して変わらないような気がします.結局日本の出版社が電子化には前向きでないせいなのでしょうね.

これは意外に思われるかもしれませんが,タッチ操作しかないのは良くないです.ページ送りのために画面に触るのは,指が文字に被ってしまうのでkindle 3のようにページ送りようの物理ボタンがあった方が良いように感じました.

kindle 3やDxgから比べて着実にハードは進化していると思います.画面は綺麗になりレスポンスも良くなっています.paperwhite版のDXgが欲しいのですが,どうやら大画面はFire系でしか出さないようなので残念です.A4のPDFデータを読むのは,さすがに6インチでは厳しいのでDXが良いのですが,Androidタブレットと競合して勝てそうな気配はないですね.


2012年12月1日土曜日

レビュー:新型PS3 CECH-4000

HMZ-T2で映画を見るために,同時にblu-ray環境が必要でしたので購入しました.単なるblu-rayプレイヤーでも構わなかったのですが,DVDのアップコンバーター機能もついているということでしたのでPS3にしました.事前の情報で,CECH-4000はコストダウンのためにチープな作りになっているので,CECH-3000の方が良いというコメントもあったのですが,特に高級感も必要ないので新型にしました.
新型の特徴は,
  • サイズが小さい
  • 消費電力が少ない
  • HDD容量が最大500GB 
  • トップローディングに変更された
まず,サイズが小さくなっているとの事でしたが,初代PS2位のサイズはあります.ps-oneや薄型ps2位まで小さいと嬉しいのですが,廃熱などを考えると難しいと言うことなのでしょうね.次に消費電力が少ないということですが,CECH-3000と比べると殆ど変わらないそうです. HDD容量はCECH-3000の320GBから500GBに増えていますが,特にゲームをやるわけではないので,私の場合は関係ありませんでしたが一応500GBの方を購入しました.一番大きく変更されている点は,ディスクの読み込みがスロットローディングからトップローディングに変更されたことだと思います.スロットローディングの方が格好いいというコメントが多いように感じましたが,私はトップローディングが好きですね.PS3ではないですが,これまでにスロットローディングでディスクが取り出せなくなったという状態を知人などで数回見てきたので,機械的な稼働を必要としないスロットローディングは安心です.

1点だけ気になった事があるのですが,それはディスクの読み込み音です.これは結構聞こえてくるので,スピーカーで音を出している場合は問題になるかもしれません.私の場合は基本的にヘッドフォンでしか音を再生しないので,再生中はディスク読み込み音は聞こえなくなるため問題にはなりませんでした.