2013年12月25日水曜日

レビュー:Kindle Fire HDX 8.9の低反射液晶フィルム

以前のレビューでも書きましたが,Kindle Fire HDXの液晶はグレアタイプなので蛍光灯等の光が反射してテキスト用途には向きません.

そこで,低反射タイプの液晶保護フィルムを買いました.当初の予定ではエレコム製にするつもりだったのですが,予約していた商品の入荷が遅れるということで別製品にしました.

購入したのは,アスデックのノングレア液晶保護フィルム3 タブレット NGB-KFH04です.

貼り付けた状態はこのようになります.



同じ場所で撮影した,貼る前の状態

一目瞭然ですが,ほぼ反射しなくなっています.蛍光灯の光はぼやっと反射する程度におさえられています.

テキスト用途では見やすくなったと思います.

メーカーのページでは指紋跡は目立ち難くなるとありますが,使用後はそれなりに汚れが見えます.
ただし,フィルム自体にハードコート処理がされているので,気になったらティッシュなどでゴシゴシ拭いても傷はつかないので,綺麗な状態は保ちやすいです.

難点としては,アンチグレアタイプ特有のギラツキが若干発生することです.
これは光を乱反射させているという性質上仕方が無いですが,人によってはかなり気になるかもしれません.

(まとめ)
貼ったからといって明らかに良くなるわけではないので,用途に合っていれば導入してみると良いです.

向いている場合
  • テキスト表示がメイン
  • グレア表示が苦手
向いていない場合
  • 写真や動画がメイン 
  • アンチグレア特有のギラツキが苦手


2013年12月13日金曜日

レビュー:Kindle Fire HDX 8.9

Kindle Fire HDX 8.9を購入しました.

購入した理由は,PDFリーダーとしてKindle DXgを使っていたのですが,さすがに動作が遅いのと解像度が低く文字が潰れてしまうため,サクサク動作して高解像度の端末に変えることにしたためです.
Kindle PaperwhiteやKindle DXgは既に所有しているので,それとの比較を交えつつレビューします.

Kindle Fire HDX 8.9の良いところ
  • 高解像度
  • 軽い
  • 動作がサクサク 
  • Kindle本が簡単に購入できる
8.9インチながら解像度がWQXGA(2560×1600)となっていて,細かい文字でも綺麗に表示できます.
Kindle DXgはHDXより大型なのですが解像度が低いため細かい文字は潰れ気味になることが多かったのですが,HDXはかなり細かい文字でも潰れません.

重量は374グラムと8インチ以上のタブレットの中では圧倒的な軽さです.
以前HDX 8.9と同じ8.9インチのOptimus Pad L-06Cを持っていましたが,そちらは620グラムと2倍近くの重さがあり片手で持つのは厳しかったです.
それに対してHDX 8.9は片手でも十分に持てる重さです.
ただし,7インチクラスのタブレットやpaperwhiteの200g台と比べると,それなりに重さはあるので長時間片手で持つのは疲れます.両手なら1時間くらいは余裕そうです.

初代Kindle Fire HD 8.9の時はスペックが低く動作が遅いというレビューが多かったのですが,HDX 8.9は最新のスペックでサクサク動作します.
数日使ってみた間では動作に引っかかりが発生したりすることはありませんでした.
ブラウザもサクサク動作して快適でした.
電子ペーパータイプのpaperwhiteやDXgでは表示性能的にサクサク動作しないので,この点は大きなメリットです.

当たり前といえば当たり前なのですが,Kindle本が簡単に購入できます.
Paperwhiteの場合はE-Inkの応答性が悪いため端末での本の購入が不満でした.
そのためPCで購入して端末に送ることが基本でしたが,HDX 8.9は端末のみで購入と読書が完結できます.
逆に簡単に購入できてしまうので,ついついたくさん買ってしまうという問題が発生しやすくなっています.

Kindle Fire HDX 8.9の悪いところ
  • Google Playストアに未対応
  • 液晶がグレア処理なので本を読むのには不向き
  • コミックはアプリが落ちやすい
  • 裏のAmazonロゴの触り心地が悪い
他のAndroidタブレット比較して,大きなデメリットになるのがPlayストアに対応していない点です.
Amazonのアプリストアは若干品揃えが悪いことに加えて,既にPlayストアで有料で購入済みのアプリがそのままでは使えません.
ただし,既に使っているAndroidタブレットからapkファイルをコピーすることで,インストールは可能です.
そのばあいは自動的にアップデートは適用されないので,必要があれば手動で更新しなければなりません.

amazonのレビューでコミック読書時にアプリが強制終了するということが多数報告されていたので,無料コミックを購入して試してみたところ確かに落ちました.
アプリではなくコミック側でアップデートが配信されているそうなので,アプリではなく出版社側の問題なのかもしれません.
私の場合はテキストとPDF中心なので特に問題は無いですが,コミック中心で使う予定の人は注意した方が良いかもしれません.

液晶はグレア処理なので蛍光灯などが反射して本を読むのには若干向いていません.
完全にテキストのみの読書の場合は圧倒的にpaperwhiteの方が読みやすいです.
とりあえず,エレコムのアンチグレア処理の液晶フィルムを注文したので,届いてから試してみます.
アンチグレア処理の液晶フィルムを購入して試してみました(レビュー).
最近液晶テレビでは導入が増えているハーフグレア処理がタブレットでも普及してくれると嬉しいです.
さらに,タッチパネルで操作しなければならないため画面に指紋がつくため,それも含めて表示品質が落ちます.
他のレビューだと綺麗な状態の画像しかなかったので,一応使った後の汚れた感じと画面の反射具合が分かる画像を載せておきます.


横持ちの場合は問題ないのですが,縦持ちの場合は裏に彫られているAmazonロゴがガタガタしていてさわり心地が悪いです.

(まとめ)
PDFリーダーとしては解像度が高く軽いので,現時点では一番良いのではないでしょうか.
Amazonの囲い込みよう端末だけあって,Kindle対応の本,ビデオ,アプリなどは端末のみで簡単に購入できます.
難点になるのは,Playストアには対応していないので単なるAndroid端末としては使いにくい点と,画面がグレア処理液晶なのでテキスト表示には若干不適な点です.
全体としては,かなり良くできているのでAmazonに囲い込まれても構わないという人にはお勧めです.

2013年11月23日土曜日

レビュー:オムロン メディクリーン HT-B601 音波式電動歯ブラシ

職場用の歯ブラシにオムロンHT-B601を購入したのでレビューします.

HT-B601の良いところ
  • そこそこコンパクト
  • パワーは十分
  • 30秒通知がある
  • USBで充電できる
  • 充電台が携帯ケースとして使える
HT-B601のイマイチなところ
  • ポケットドルツよりは大きい
  • ブラシ形状が若干鋭利
  • 音はそれなりに出る
  • ポケットドルツの倍の価格
競合としてはポケットドルツになるのですが,USBで充電できるという点とポケットドルツはパワーが弱いので結局手を動かして磨かないといけないというレビューを見かけたのでHT-B601を選択しました.

  • サイズ
ケースも含めた場合ポケットドルツよりも明らかに大きいですが,据え置き型に比べると十分小さいです.外見も含めて小さいペンケースといった感じです.


  • 磨き心地
パワーは2段階から選択出来て強モードの場合は据え置き型に近いくらいのパワーが出ます.
ブラシ自体は外周部分にポケット掃除用に「Wメリット毛」という長い毛がついているのですが,結構毛先が刺さる感触があります.人によっては痛いと感じる場合があるかもしれないです.
交換用のブラシは製品付属の「トリプルクリアブラシ」以外に「極細マイルドブラシ」「すき間みがきブラシ」「ダブルメリットブラシ」「歯ぐきマッサージブラシ」という据え置き型と共通のブラシが別売りで購入できるので,あわない場合は他のブラシに変更出来るので安心感があります.

  • 30秒通知
最近では搭載されている機種も多い30秒ごとの通知機能がついています.さらに30秒×6回の3分経過すると電源が自動的に落ちるようになっています.
自分の体感で3分磨くと実際は1分台だったことがあり自分の体感時間は信用していないので,この機能は便利です.

  • 静音性
 パワーが弱い方の「静音モード」の場合は,それなりに静かですが周りに人がいる場合は聞こえるレベルです.パワーが強い方の「クリーンモード」は据え置きに近いパワーが出ているだけあって音も結構出るので,周りに人がいる場合は気をつけた方が良さそうです.

  • 充電ケース
本体側面にmicroUSB端子があり,そこから充電できます.消費電流も150mAなので安価なモバイルバッテリー等でも安定して充電できます.
外観は上の写真に出しているようにペンケース風なのでオフィスで使用していても違和感は少ないです.
サイズも小さいので旅行用にそのまま持って行けるのは大きなメリットです.

  • 価格
ポケットドルツの約2000円に対してHT-B601は約4000円で大体倍の値段設定になっています.性能や機能を考えると2000円アップは妥当に感じますが,人によっては高く感じる場合もあるかもしれません.

まとめ)
携帯用電動歯ブラシとしては必要なところをキッチリ押さえてあり,ほぼ抜けているところが無いといって良いレベルになっています.
ブラシも据え置き型と共用になっているので,ランニングコストや違うブラシへの交換へのメリットもあります.
競合のポケットドルツとは差別化されていて,携帯性・価格を重視する場合はポケットドルツを,性能・機能を重視するはHT-B601といったところでしょうか.
職場でも普通に使える良い製品です.

2013年11月19日火曜日

特価:5万円台の4k2kモニタSeiki SE39UY04 (399ドル)

最近出始めた4kテレビまたはモニタですが,価格は数十万円からとなっていて簡単には手が出ないです.ところが,中国のメーカーSeikiが販売しているSE39UY04は,なんとたったの699ドルです.

しかも現在amazon.comで値下げされていて519ドル(2013/11/19)になっています.
そのため,現在の為替レートだと送料込み69,859円で購入できます(39インチのみamazon.comから日本への配送も可能です)
(追記)さらに値下げされて 495ドル(2013/11/19)になりました. 送料込みで67,242円です.
(追記)さらに値下げが進んで480ドル(2013/12/02)になりましたが,為替レートが円安方向に振れたため,日本円では67,142円と100円しか安くなっていません.
(追記)449ドルまで値下げされました.送料込みで63,834円になり,ついに6万円台前半になりました.
(追記)  426ドル!.送料込み61,447円(2013/12/08).
(追記) 405ドル.ついに送料込みで59,052円となり5万円台に突入しました.来年の頭にDellの「P2815Q」が10万円以下で発売されるという噂で,そちらは確実にDisplayPort搭載してくるので本命かなと思っているのですが,この値段ならこちらでも良いかなという気がしてきます.セールは今週のグリーンマンデーと来週のフリーシッピングデーと続くので,もしかしたらさらに割引されるかもしれませんが,既に42%割引なので今が底値かもしれません.
(追記)久しぶりに405ドルになりました.送料込みで59,766円です(2014/01/17).前回よりも円安方向に振れているので若干高いですが5万円台です.
DellのP2815Qが699ドルで発売されることが決まりましたが,SE39UY04は安い・大きい・TN液晶ではない(P2815QはおそらくTN液晶)というメリットもあるので,こちらを買うのも有りだと思います.
(追記)これまでの最安を更新して399ドルがきました. 送料込みで57,512円です.同じ低価格4KモニタのDell P2815QはTN液晶で30Hzということが確定したので,同じ30HzでもVA系のSE39UY04の方が良さそうな気もしてきました.

既に30インチのDell 3008wfp(+左右に縦置き24インチ)がある状態で購入しても置く場所が無いので買うかどうか迷っているのですが,この価格だと思わず買ってしまいそうです.

SE39UY04は極端に安いですが,安いなりの理由もあります.
  • 4k2kの場合は30fpsになる
  • 120fpsの場合はFullHD解像度になる
  • 液晶テレビですが,米国向けなので日本では単なるモニタになる(内蔵のチューナーが使えないだけで,HDMIでつなげばテレビとして使える)
  • 液晶テレビなのでシャープネスフィルタなどが初期設定でかかっているので,PCモニタとして使う場合は設定を変えないと滲んでしまう
映像用4k2kテレビとしてはスペックが足りていませんが,テキストベースのPCモニタとして利用するのであれば30fpsでも大きな問題にはならないでしょう.

(レビュー 40インチ4Kモニタ BDM4065UC/11)

2013年11月16日土曜日

SmartWatch SW2がフリーズしたときの対処

SmartWatch SW2を使い始めて半月くらいですが,これまでに数回フリーズしました.

SmartWatch SW2はリセットスイッチなどが無いため,タッチパネルを触ってみたり電源ボタンの長押しをやってみても反応が無く困ったのですが,以下の方法で解決できました.
  • 電源ボタンを10秒ほど押したままにする
通常の長押しは1~2秒程度ですが,フリーズした場合は10秒程度の長押しをすることで強制的に電源が落とせるようです.
再度電源を入れることで普通に動作しました.

フリーズする原因は今のところ分かっていませんが,週に1回の頻度だと少し多いのでソフトウェアのアップデートで修正されることを期待したいです.

2013年11月7日木曜日

音声付きイオンSIMのLTEプラン変更の罠

9月19日からイオンSIMの3GからLTEへのプラン変更が可能になりました.
最近のXi対応端末の場合は設定を弄らないと使えなかったので,LTEプランに変更すれば問題がなくなるだろとうということで早速確認してみました.

旧プランが1,290円で新プランが1,080円なので一見すると200円ほど安くなっているように見えます.
しかし,旧プランは無料通話分1,365円(最大32.5分)がついていたのに対して新プランでは無料通話分が無くなっています.

通話料は新旧共に21円/30秒なので,5分以上通話する場合は旧プランの方がお得になります.

私の場合は月に30分くらいは利用しているので, プランを変更した場合は約1000円料金が高くなることになるため旧プランのまま使用することにしました.

また,変更手数料も2100円かかるので10ヶ月以上は使わないと変更分の元は取れません.
LTEに対応できるというメリットがありますが,MVNOの時点で帯域制限されているので期待できるほどの速度も出ないのでは無いかなと思います.

まとめ)
  • 受話専用の場合はLTEプランに変更がお勧め
  • 自分から5分以上発信通話する場合は旧プランのままがお勧め
というわけで,一見新プランの方が安く見えるのですが使用状況に応じて選択した方が良いです.

2013年11月6日水曜日

レビュー:HBS-730 Bluetoothヘッドセット

HBS-700の低音がスカスカ過ぎるのが気になってきたので,その点が改善されている新型のHBS-730を購入しました.

基本的な部分は新旧モデルで同じなので,変更されているところをレビューします.

外観
  • アクセント色がオレンジからシルバーに変更
  • イヤホンケーブルが少し硬くなった
  • 首回りのケーブルが少し細くなった
外観は色が変更になった以外は,よく確認しないと違いがわかりません.
HBS-700のオレンジ色は結構目立つ色だったので,シルバーになって落ち着いた感じになりました.
左が旧モデルで,右が新モデルです.色がついているのはイヤホンの格納場所なので,写真の状態では違いは分かりません.
イヤホンケーブルは硬くなっていますが,新品なので硬いだけかもしれません.
首回りのケーブルも若干細いような気がしますが,普通にはわからないレベルです.

機能
  • 音質が向上
  • 音声ガイドが追加
  • apt-Xに対応
  • SMSのテキストスピーチに対応
  • メールの通知も確認できる
まず,音質についてですが私の駄目な耳でも分かるくらい向上しています.
低音は明らかに強くなりましたというか,かなり強いです.何かおかしいなと思ったのですが説明書を確認して納得しました.Default設定がBass Boostになっていました.おそらくHBS-700の時に低音が弱いことを酷評されていたので,初期設定を重低音重視にしてきたのでしょう.私は重低音好きなので初期設定のまま使っています.
イコライザーの変更はボリュームアップどダウンを同時押しでBass boost(Default)→Normal→Treble boostの順番で変わるようになっています.HBS-700の時から高音強調が追加されています.

HBS-730からは音声ガイドが追加されて若干わかりやすくなっています.
電源のON/OFF時と接続時とバッテリー残量確認時に英語での音声ガイドがあります.
ボリュームダウンボタン長押しでバッテリー残量の確認が出来るようになったのは便利です.ただし,High,Middle,Lowの3段階のみなので大まかな目安としてしか使えません.

私は対応機器を持っていないので確認できていませんが,対応コーデックにapt-Xが追加されました.

専用のアプリでSMSの内容を音声で通知することが出来るようになりました.
対応言語は英語,韓国語,スペイン語,フランス語,中国語,ドイツ語,イタリア語です.日本語は非対応です.

メール通知についてはHBS-730による改善ではないのですが,Android 4.0か4.1位からメールの通知についてもイヤホンやヘッドセットに通知されるようになっています.


まとめ)
HBS-700の弱点を順当に改良してきています.旧モデルから悪くなっているところは見つからなかったので,新規に買う場合は新モデル1択です.既にHBS-700を持っている場合は,余程音質(特に低音)に不満がある場合で無ければ買い換える程ではないと思います.
価格も7千円前後で,コンパクトな割には10時間再生となかなか良いところをついている製品だと思います.特にこのサイズで10時間再生可能な物は殆どないので,小型の方が良いけれど1日中使いたいという方にはお勧めです.

Xi端末(LTE端末)でfomaSIMやMVNOのSIMを使う方法

最近のXi対応端末では3GのみのfomaSIMやMVNOのSIMが利用できなくなっています.
私のXperia SXでも問題になったので,Android 4.1での解決方法をまとめておきます.

解決法
  1. 電話で「*#*#4636#*#*」と入力してテストモードに入る
  2. 「携帯電話情報」→有線ネットワーク設定 を「WCDMA only」に変更
  3. 「機内モード」をONにする
  4. 再起動
  5. 再起動後「機内モード」をOFFにする
SIMのチェックは起動時のみらしいので,機内モードをONにした状態で起動させることによりチェックを回避できるようです.

Android 2.3の時はfomaSIMでも接続出来て,Androir 4.0の場合は再起動をさせなくてもフライトモードのON/OFFのみで接続出来たので,OSや端末によっては挙動が変わるようです.


2013年11月4日月曜日

レビュー:SmartWatch SW2 -前モデルMN2との比較-

Sonyのスマートウォッチ3代目となるSW2を購入しました.

いろいろと不満の多かった先代MN2からは順当なバージョンアップといった感じですが,早速レビューします.

良くなった点
  • 薄い
  • チープさが改善
  • 充電がしやすい
  • バッテリーの持ちが良い
  • 屋外でも見やすい
  • 画面が綺麗
悪くなった点
  • 大きい
  • ガジェットが無くなった
  • アプリの順番を任意に変更できない

まず,良くなった点から

MN2ではクリップ機構がついていて厚みが結構あったのですが,SW2はクリップ機構が排除されて薄くなりました.MN2の無駄な厚みはかなり気になっていたので,これは良い変更だと思います.クリップを使っていた方はベルトを交換するなどして対応する必要があります.

MN2ではプラスチック間が全開でかなり安っぽい感じだったのですが,かなり改善しました.とはいえ,高級感があるわけではないのでデジタルデバイス感はぬぐえていません.

MN2での最大の問題だった特殊形状充電端子がmicroUSBに変更されました.MN2では充電に失敗することが多々ありましたが,SW2では今のところ問題は発生していません.microUSBなのでスマートフォンなどともケーブルを共用できるので便利です.

バッテリーの持ちはMN2が毎日充電する必要があったのに対して,SW2は3~4日は持ちそうです.購入してから3日目ですが,まだ初回に充電しただけで使えています.MN2の時は充電端子の問題と相まって,電池切れを起こすことがよくありましたがSW2では安心して使えそうです.

画面が有機ELから反射低減処理された液晶に変わりました.MN2は屋外の特に日光下では見づらかったのですが,SW2では見やすくなりました.液晶自体はグレアなので,蛍光灯や日光は反射するのでMIYAVIXのOverLay Plus(低反射タイプ)を張っています.指触りも良くなるのでお勧めです.

画面解像度がから128×128から220×220×176に向上したので,画面表示は綺麗になりました.メールなどの本文表示は見やすくなっています.

次に,悪くなって点です.

画面の大型化に伴って本体サイズも大きくなりました.普通のメンズ時計よりも大きいので腕の細い方や女性には向きません.かなり目立つことは間違いありません.

MN2の時にはガジェット機能というものがあり1画面に1つのアプリを表示したままにしておける機能があったのですが省かれていました.私の場合はよく使う機能をガジェットとして登録していたので若干使い勝手が悪くなりました.

まだ設定方法を確認できていないだけなのかもしれませんが,アプリの表示順が任意で設定できなくなっていました.MN2ではスマートフォン側でアプリの順番を設定できたのですが,SW2ではスマートウォッチ側でアルファベット順かよく使う順の2通りしか選択出来なくなっていました.

まとめ)
MN2から比べて順当にバージョンアップしていて,さすが3代目だなといったところです.先代で不満だったところは全て改善されていて,今のところ大きな不満はありません.

大きくなったサイズも画面表示とのトレードオフなので,小さかったら小さかったで画面が見にくいという不満があったかもしれません.コスト的に難しいかもしれませんが複数サイズ展開をすると誰でも使いやすくなると思います.

他の不満点はソフトウェア側なので,今後同様の要望があがってくれば修正されるかもしれないので気長に待つことにします.ガジェットやアプリの順番変更は,あったら便利だけれど無いと不便というほどでもありませんので.

また,MN2の時と比べてスマートフォン自体も高性能化しているので,アプリを登録しすぎてメモリが足りないといった問題が発生しにくくなっているという意味でも時代が追いついてきたのかなと.Galaxy gearやKickstarter等のクラウドファウンデーションでもスマートウォッチが続々発売されていますし,今後の進化が期待できそうです.

2013年10月21日月曜日

レビュー:フィリップス アクアタッチ AT891

今まで使っていたシェーバーの外刃が欠けてしまって,肌を削るようになったので新しいものを購入することにしました.

購入したのは,フィリップスのアクアタッチAT891です.

購入した理由)
まず,今までに使用したことがあるのは,往復式とロータリー式だけで回転式は使ったことが無く試してみたいというのがありました.
私は,顎下のひげが横向きに生えているせいで往復式だと剃るのが大変でした.また,そり残しが無いようにすると,今度は剃りすぎで肌がヒリヒリするという問題もありました.
他のレビューなどを読んでみると,回転式は深剃りはできないけれど肌には優しく顎周りでもうまく剃れるということなので試してみることにしました.
回転式は初めてなので,いきなり最上位を買うのはやめて,中央価格帯のもので試してみて良かったら次に買うときは良いものにすることにしました.

良かった点
  • 肌に優しい
  • 顎下でも綺麗に剃れる
  • 音は静かな方
  • 手入れが簡単
  • ウェットでもドライでも剃れる
まず,肌には優しいです. 強く押し当てずに剃るという説明の通りに軽く剃ってみたところ,剃れている感覚は無かったのですが,実際には剃れていました.
ウェットでもドライでも試してみましたが,そり終わりに肌がヒリヒリする感じは今のところありません.

気になっていた顎下ですが,綺麗に剃れました.往復式の時はシェーバーを横に向けてゴリゴリしても簡単には剃れなかったのですが,説明の通り円を描くようにクルクル回しているだけで剃れていました.

他のレビューで音が静かという方が多かったのですが,そこまで静かではないです.確かに往復式と比べると静かですが,テレビの前で剃っても問題がないということは無いと思います.
往復式に比べると剃るときのジョリジョリ音は小さめなので,剃っている気があまりしないのでスッキリ感は少なめです.

購入するまで回転式の構造はよくわかっていなかったので,手入れが簡単なのかが気になっていましたが,非常に簡単でした.ロック解除ボタンを押すと上部が開閉できるようになっていて,そのまま水洗いができました.
私は使用後に毎回洗っているので,この点はとても良かったです.

最近では特に特別なことでは無いですが,ウェットでもドライでも剃れます.基本的にはドライ剃りなのですが,時間があるときや朝風呂に入るときはウェット剃りなので,どちらも使えて便利です.
特にウェット剃りは剃っている感触がかなり少ないので快適です.

悪かった点
  • 大きい
  • 深剃りはできない
  • 充電中は使えない
悪い点として,サイズが大きいというか厚みがあります.体積的には往復式と変わらないのですが,太い棒状の形状のため旅行時の持ち運びは悪そうです.

購入前からわかっていましたが,確かに深剃りは出来ません.そり終わったあとの肌触りも完全につるつるではなく,若干じゃりじゃりします.私の場合は髭が濃い方ではないので,朝剃って夜になっても青髭になったりはしませんが,濃いめの方や伸びが早い方はやめておいた方が良いかもしれません.

充電式のみに対応していて,充電中には使用できません.私の場合は,毎日充電しているので問題はありませんが,そうでない人は充電が切れたときに不便かもしれません.ただし,この製品にはクイックチャージという機能があり5分充電で3分使用できるので,よほど急いでいるときに充電切れを起こさない限りは大丈夫そうです.
また,充電中に使用できないメリットとして,電源ケーブルを挿入時はそもそも電源をONにすることが出来ないので誤作動を心配しなくても良いということがあります.

まとめ)
初めて購入した回転式シェーバーですが,思っていたよりも良かったです.肌に優しいという売り文句の通り,そり終わりの肌のヒリヒリ感は劇的に少ないです.手入れもカバーを開けて水洗いするだけという手軽さです.今まで往復式しか使っていない方は一度試してみることをおすすめします.



2013年10月19日土曜日

Windows 8.1でVmware Playerのネットワークが繋がらない問題の対処

追記)
VMware 6.0.1が公開されました.ネットワーク問題は対策されているようです.
Windows XPでもVMWare Toolsの再インストールが自動的に行われて,ネットワークが繋がるようになりました.

2013年10月18日金曜日

Acer iconia w3-810をWindows 8.1にアップデート

デスクトップだけでなくw3-810もWindows 8.1にアップデートしてみました.

基本的にはデスクトップと変わりませんが,性能が低い分時間は数倍かかりました.少なくともダウンロード開始から3時間以上はかかりました.

w3-810で8.1にアップデートする一番のメリットは,画面分割が使えるようになったことです.
windows 8まででも画面分割して複数のアプリを同時に表示することは出来たのですが,w3-810は解像度の要件を満たしていないため機能が無効化されていました.8.1からは,その制限が外されているので試してみたところ無事画面分割が機能しました.
これで,twitterやfacebookのクライアントを表示しつつデスクトップを表示するといったことが出来るようになりました.
ただし,やはり解像度は低いので快適に使えるかといえばそうでもないです.

価格.comの掲示板で報告されていて心配していた電源ボタンを押してもスリープにならないという問題ですが,私の環境では発生しませんでした.ケースは使っていないので,そちらの問題についてはわかりません.

デスクトップの場合に比べると画面分割が有効になったという点でメリットはありましたが大幅な変更は無いので,特にアップデートした方が良いということは無いです.新しい機能に十分なメリットを感じられる方だけで良いと思います.

レビュー:Windows 8.1にアップデート

Windows 8.1がストアで公開されたので,早速アップデートしてみました.

ストアでダウンロードを選択すると処理が開始されますが,データ容量が3.5GB位あるので結構時間がかかりました.おそらく1時間以上かかった思います.

ダウンロード完了後に情報収集などが行われて,完了すると再起動を促されます.作業中の場合は後から再起動するように出来ますが,15分後には自動再起動します.

再起動後にPCの設定などが行われ10~20分後くらいにライセンスへの同意と設定画面が出ます.
ここでの設定は自動アップデートやエラー時の処理などについてでした.

次にアカウントの登録があります.普段はピクチャパスワードを利用している場合でも文字パスワードが必要です.また,アカウントの確認のためにWindows Live IDに登録している電話を利用してコードを確認する処理が入ります.電話にかけるを選択して次へのボタンを押すと,対応した電話に電話がかかってきて数字6桁が通知されます.その数字を入力することで確認が完了します.
アカウントの登録処理はドメインに参加しているPCの場合はスキップされました.

その後,最終処理が行われて,しばらく待っていると完了します.

Windows 8.1にアップデートして変わったところ
  • スタート画面の表示が選択できるようになった
  • 左下からシャットダウンや再起動ができるようになった
  • エクスペリエンスインデックスがなくなった
  • エクスプローラーでライブラリグループがPC(コンピュータ)の下に移動
  • 一部のアプリが対応していない
  • IMEの設定が初期化されている
  • レジストリに登録するタイプのアプリの設定が引き継がれていない
  • スタート画面やデスクトップ壁紙の画像が勝手に変更される
基本的には8から大幅な変更はありませんでした.サービスパックレベルのアップデートといえます.

デスクトップで使う場合に不評だった,スタート画面を飛ばす設定やWindowsキーを押した場合にスタート画面ではなくアプリ一覧に移動できるような設定が追加されています.
私の場合は「Classic Shell」を利用して設定していましたが,必要がなくなりました.

シャットダウンや再起動は従来はチャーム→電源から行っていましたが,画面左下で右クリックすると出てくるメニューに電源系のメニューが追加されました.私は元々フリーのランチャーソフトで再起動などを行っていたのであまり関係ないのですが,人によっては有効な変更点だと思います.

なぜ無くなったのかはわかりませんが,システム設定で表示されていたエクスペリエンスインデックスが無くなっていました.パソコン好きとしては点数が出た方がおもしろかったのですが実用上は特に問題もないので気にはならないです.

エクスプローラ周りでの地味な変更点として,以前「ライブラリ」として表示されていたグループがPC(以前のコンピュータ)のグループ以下に移動していました.元々マイドキュメント系のディレクトリは使用していなかったのですが,よく使っていた人は場所が変わっているため戸惑うかもしれません.

アップデート後に動作しなかったアプリケーションがいくつかありました.私の環境では下の二つでした.ただしどちらも最新版にアップデートすることで問題なく動作しました.
・Samsung Magician
・DisplayLinkのドライバ

私が一番困ったのはIME周りです.普段はATOK2009を使っているのですがIME周りの設定が変更されたようで,初期状態ではATOKが選択されていないどころか項目すら出ておらず選択も出来ませんでした.アプリ一覧から標準IME設定ツールを選択することで有効に成りました.もしかしたらWin+Spaceのショートカットキーでも良かったかもしれません.

キーボードのキー変更をChangeKeyというフリーソフトを使っていたのですが,設定が引き継がれていませんでした.このソフトはレジストリに設定を書き込むタイプなのですが再設定が必要でした.同様にレジストリに設定を書き込んでいるソフトは影響を受けている可能性がありそうです.

どうでも良いのですが,スタート画面やデスクトップ壁紙が異なる物に変更されていました.デスクトップ壁紙はデフォルトの物が変わった?上書き?されたようなので仕方ないとも思うのですが,スタート画面は特にそういったことも無く8と変わっていないようなので,それくらいは引き継いでくれても良いのにとは感じました.

こういった感じで一部調整が必要でしたが大きな問題もなく移行できました.逆に大きな変更点もなかったのでサービスパックを当てた程度というのが正直な感想です.


2013年10月16日水曜日

レビュー:Acer iconia w3-810対応の製品(ケースなど)

私は以下の製品をw3-810用に追加購入しています.全てエレコム製ですが,理由はエレコムしか対応製品をまともに発売していなかったためです.
  • 指紋防止エアーレスフィルム[反射防止](TB-AC3WFLFA)
  • シリコンケース[クリア](AC3WSCCR)
  • スマートフォン用スタンド フリーアングルタイプ1(P-DS004SV)
  • USBハブ(U2HS-MB03-4BBK)
まず,液晶フィルムですがw3-810の液晶は評判の悪いTN液晶のため反射防止タイプを購入しています.エレコムでは他に光沢タイプと気泡ゼロタイプがあるのですが,光沢タイプは好きではないので外しました.気泡ゼロタイプは以前Xperia SX用に購入したことがあるのですが,気泡ゼロというのはフィルムと液晶面の間に空気層のスペースを作ることによって気泡が出来ないという構造でした.つまり気泡ではなく全面空気が入っている状態なのですが,この構造のために画面表示品質が極端に悪くなりました.全体的にかなり白っぽくなり結局フィルムを買い直したことがあったので選択から外して,エアーレスの反射防止タイプを選択しました.

反射防止タイプですが下の写真を見てもらえばわかりますが反射はそれなりにあります.また,反射防止タイプなので鮮やかさは少し落ちます.ビデオや写真などのマルチメディア用途に使う場合は光沢タイプかフィルム無しをお勧めします(そういった方はIPSタイプの他製品を買った方が幸せになれるとおもいます).
 ケースはどうするか悩んだのですが,小型軽量が売りのw3-810に重いケースをつけるのもどうかと思ったので軽量のシリコンカバータイプを選択しました.とりあえず液晶フィルムと合わせて傷からは守れると思いますが, 強い衝撃からは保護できないと思います.ボタンの部分はきちんと盛り上がっていて,ケースをつけた状態でも押しやすいようになっています.ただし,カメラ・USB付近は穴の方が大きいので若干ペラペラしています.気になる点としては,w3-810自体が結構熱を持ちやすいのでシリコンケースを装着することで一層熱が籠もりやすくなるかもしれません.今のところ熱暴走は発生していないですが,真夏の屋外でも問題ないかはわかりません.

スタンドはタブレット用ではなくスマートフォン用を使用しています.注文時はスマートフォン用だと小さすぎるかもしれないと思ったのですが,最近の5インチのスマートフォンでも大丈夫な作りでしたので8インチのw3-810でも特に問題はありませんでした.縦向きでも横向きでもぐらつかずに角度調整も細かくできて良かったです.折りたたむとサイズも小さいので結構良い製品だと思います.
w3-810はmicroUSBが1個ついているだけなので普通のUSBが使えるようにUSBハブを購入しました.U2HS-MB03-4BBKはケーブルを本体に収納できるタイプなので便利です.4ポートついているので大抵の場合は問題ないと思います.USBモニタのLenovo LT1412をつないでみましたが問題なく動作したので給電も問題無さそうです.

改造:Majestouch MINILA キーロック

Majestouch MINILAを使っていて,カーソルキーを間違えて押してしまうことが偶にあります.おそらくZ行が少しずれていることが原因だと思います.これが問題になるのが,コマンドプロンプトでコマンド入力中"_"を押そうとして"↑"を押してしまい入力が全部消えてしまうことです.

そこで,「CHERRY MXスイッチ専用 キーロック」という物が販売されていたので試してみました.

装着手順
  1. まず,装着したいキーの上側にあるキートップを外します
  2. 対象のキーの奥からキーロックを滑り込ませます
  3. カチッと音が鳴れば完了
 説明では一見簡単のように見えたのですが,カーソルキー全てに取り付けるのには意外と手間取りました.特に”→”キーは右端にあるため,キーの右側にスペースが無くカチッとなるまで押し込むのが大変でした.同様に隣接しているキーに既にキーロックを装着している場合はスペースが無いため同様の問題が発生しました.適当につけても一応ロックはされるのですが,微妙にストロークしてしまい押すとカチカチ音が鳴ってしまいました.完璧に装着するとトントンと音がするだけになります.

ところで,カーソルキーを封印するのはやり過ぎだと思われるかもしれませんが,Majestouch MINILAおよびMajestouch MINILA Airを使っている場合は右下のカーソルキーを使うことは殆どないと思います.少なくとも私の場合は完全にFnキー+ESDFキーでカーソル操作出来ていて,右下のカーソルキーは一切使用していなかったので問題ありませんでした.BSも右上の方は押していないのですが,"\"との打ち間違いは発生していないのでロックはしていません.

2013年9月28日土曜日

Acer iconia w3-810:充電が上手くできない問題の改善

しばらくw3-810を使っていたところ,何故か充電が55%付近で終了してしまう問題が発生しました.
再度電源端子を指し直しても10秒ほどは充電しているのですが,直ぐに終わってしまいました.
解決方法を調べたところ,同じ問題を解決している方がいたので試したところ無事解決できました.

方法
  1. 起動中の場合はシャットダウンする
  2. 電源端子を挿す
  3. microSD端子の横の穴を細い棒で数回つつく 
上記の操作で100%まで充電するようになりました.

2013年9月22日日曜日

レビュー:Majestouch MINILA Air購入

Majestouch MINILA Airが届いたので,早速試してみました.

基本的な部分は有線接続のMajestouch MINILAと同じです.
レビュー:Majestouch MINILA購入
レビュー(2ヶ月後):Majestouch MINILA(赤軸)

Majestouch MINILA Airは上記製品をBluetooth接続の無線化したものです.

良い点
  • 無線
  •  Majestouch MINILAと基本的に同じ
  • 電池式
  • 安い
まず,無線接続できるという点です.最近Windows8タブレットのAcer iconia w3-810を購入したのですが,タブレットでもいつも使っているキーボードと同等のキー操作ができるので快適です.接続は普通にペアリングすれば問題なく使えました. 一応,Androidにも繋がるようなのですが,まだ試していません.

上記の項目とかぶるのですが,キー配列だけでなくサイズや重さも有線版と変わらないので全く違和感がありません.サイズが小さいので持ち運びが容易です.ただし,キーの軸だけは有線で使っている赤軸から黒軸に変えています.これは外出時に使用する予定なので一番静かな軸ということで選択しています.ついでにOリングによる静音化(静音化:Majestouch MINILA Oリング装着)とAltキーのラバーキーへの交換(改造:Majestouch MINILAキートップ交換)も行っています.

これは人によると思うのですが,電池式(単3×2本)のため外出時に電池が切れても交換が容易です. 付属していたアルカリ電池ではなくeneloopを入れてみましたが特に問題はありませんでした.

価格は有線接続版にプラス2000円で納まっているので安いと思います.例えば,最近発売されたLenovoのトラックポイントキーボードは有線版が約8千円に対して無線版は約1万3千円と5千円アップしているので,それに比べれば良心的です.ただし,価格自体は1万4千円なので,絶対値としては安くはないかもしれません.

悪い点
  • モバイル用としては重い
  • 接続先の切り替えが面倒
  • 有線接続は出来ない
重さは700g程あるので,モバイル用途としては相当重い部類です.私の場合はPC自体がw3-810で500g程度なのでキーボードの方が重いことになります.合わせると1.2kgなのでノートPCと変わらない重さです.ただし,重さのおかげで安定して入力は出来るので人によっては良い点かもしれません.

複数機器で使い回す場合に問題になる点として,接続先の切り替えが面倒という点があります.一応3台までのマルチペアリングに対応していて,基本的には自動的に接続してくれるのですが,同じ場所で複数の機器で使い回す場合は想定されていません.その場合は,接続機器側で切断操作をしなければ成りません.最近だとキーボード側に接続機器の切り替えボタンやホットキーが設定されているBluetoothキーボードがいくつかあるので,同じようなことが出来ればと思っていましたが出来ないようです.

FILCOのBluetooth接続キーボードの別製品であるMajestouch 2 Convertibleのように有線接続は用意されていません.さすがにPS/2にまで対応しろとは思いませんが,USB接続はあればよかったと思います.特に上記の切り替えが面倒という点とも関係してくるのですが,デスクトップでも使いつつ偶にタブレットでも使いたいといった場合は十分に想定されていないようです.

まとめ)
コンパクトキーボード+ダブルファンクションキー+Bluetooth接続というとんでもなくニッチな製品を発売してくれたことをFILCOに感謝したいです.これで,外出時のノートパソコンのキーボード操作でイライラすることから解放されます.無線接続でもMajestouch 2 ConvertibleまでのBluetooth接続技術のノウハウもあるので,特に問題なく使えます.

物が物だけに後継機が出ることは期待できませんが,複数機器の使い回し時の使い勝手が改善されることを期待したいです.また,こんな機構がつけることが出来るのかどうかは知りませんが,内部のおもり部分を取り外し可能にして室内ではガッチリした入力と屋外ではおもりを外して軽快な持ち運びが出来たりするとうれしいです.単に軽いバージョンがラインナップされるだけでも良いかもしれません.

1万円以上の高級キーボードで,こういった製品が出たこと自体が珍しいのでHHKBや東プレも便乗してくるとおもしろくなりそうですね.


2013年9月12日木曜日

レビュー:Acer iconia w3-810(Windows8タブレット)

新型が発表間近なのか特価で投げ売りされていて購入したのでレビューします.

何故,iPadやAndroidではなくWindows8タブレットを買ってしまったかというと
  • 好きなキーボードが使える
  • Officeが使える
  • 軽い
  • 最近のAtomは許容範囲内の動作速度
とういわけで,Windows8タブレットを購入していますがタブレットとして使うつもりは殆どなく,ノートPCの代わりに利用するつもりです.

一番の理由として好きなキーボードが使えることです.これは,キーボードをMajestouch MINILAが馴染みすぎて,他のキーボードが使えなくなってしまったのです.現在,ノートPCはThinkpad x220を使っていて,Thinkpadだけにキーボードは相当使い易いです.ですが,Majestouch MINILAに慣れてしまった状態だと誤操作をしてしまうことが多くなり,かなりストレスがたまるように成りました.とはいっても,出張時などにノートPCとMajestouch MINILAの両方を持ち歩くのはさすがに厳しいので,何かいい方法はないだろうかと考えていました.その結果,軽いタブレットとなら1kg強位に収まりそうなので,その案を採用することにしました.

そのため,フル(RTではない)のOfficeが使えることと軽量であるという2点を満たすiconia w3-810を買うことにしました.

1点問題になると思ったのは,Atomがまともに動作するのかという点です.以前初代Atomを搭載した工人舎の7インチUMPCを持っていたのですが,CPUもGPUも貧弱すぎたためOfficeは動作するものの相当に遅く実用としては使えなかったという経験がありました.そこで現世代のAtomであるClover Trailについて調べてみたのですが,Core iシリーズ等と比べると遅いが,十分実用レベルになっているという感じだったので購入に踏み切りました.

ここからレビューです.
まず,良かった点です.
  • キーボード(Majestouch MINILA)は普通に使えた
  • 動作速度は許容範囲内
  • 軽い
  • バッテリーの持ちが良い
  • microSDが使える
Windows端末なので当たり前ですが,キーボードはUSBハブ(U2HS-MB03-4BBK)経由で普通に使えました.普段のキーボードがそのまま使えるので快適です.

動作は,一応許容範囲内でした.ただし,後述する悪い点に書いているのですが遅いです.

重量は,たったの500gなのでWindows端末としては超軽量の部類に入ります.Majestouch MINILAは700g弱なのでキーボードの方が重いですが,合わせて1.2kgなのでノートPCと同程度に収まります.

バッテリーは通常使用で8~9時間程度持つので十分です.また,電源ボタンで直ぐにスリープに移行できることに加え,Windows8はスリープからの復帰が一瞬なので,バッテリーが長持ちさせやすいです.

後述する本体のSSD容量は少ないのですが,MicroSDスロットがあるので何とかなります.


次に,悪かった点です.
  • デスクトップをタッチ操作するのは厳しい
  • デスクトップ用CPUに比べると遅い
  • 8.1インチの割には重い
  • SSD容量が64GBしかない
  • 発熱
  • 液晶は駄目
  • インターフェースがMicroUSBとMicroHDMIなので変換Hubやケーブルが必要
  • スタンドが無い
  • 電源端子が汎用的ではない
  • サードパーティの製品が少ない
  • Windowsストアアプリがひどい
以前工人舎の7インチ端末を使っていたので買う前からわかっていましたが,デスクトップをタッチ操作するのは厳しいです.出来ないことはないのですが,ボタンやアイコンはかなり小さくなるので押せなかったり押し間違えたりすることはよくあります.私の場合はBluetoothマウスをつないで使っているので,あまり問題にはなっていませんが移動中に使うつもりの方は試してから買うことをおすすめします.

良い点で,Atomの動作速度は許容範囲内と書きましたが,我慢できるだけで遅いです.たとえばChromeでWebページを開いた場合に,ページの読み込みが完了するまでは操作を受け付けないことがよくあります.OfficeもPowerPointで動画の埋め込みなどをしていると多少待たされることがありますが,それ以外は気にならないレベルです.

重量が500グラムと軽いのですが,Androidタブレットが7インチで300g前後で10インチで500g強であることを考えると8インチで500gは重いです.体積が小さい分ずっしり感があります.片手で長時間持ち続けるのは厳しいです.

ディスク容量はiPadやAndroidなら問題ない64GBですが,Windows端末で64GBはかなり少ないです.Windows自体と初期インストールアプリだけで20GB以上使っていることに加えてリカバリ領域が10GB弱あるため,初期状態で空き容量は30GB以下になっています.microSDXCの64GBを使えば多少改善しますが,基本は必要なアプリとデータだけ入れるという使い方になります.

横向き時の本体左側にCPUがあると思われるのですが,その部分がかなり熱くなります.縦持ちした場合は上側になり触らなくなるので,基本は縦持ちで使うのが良さそうです.

至る所で酷評されているのが液晶です.最近のタブレット端末にもかかわらずIPS方式ではなくTN方式なので表示品質は悪いです.液晶はかなりギラツキがあります.グレアタイプであることも相まって,かなり見づらいです.私はエレコムの低反射タイプのフィルムを貼ったところ多少改善しました.視野角は狭い点については,普通に使う分には極端な方向から除くことは無いので問題になることはありません.ある意味プライバシーフィルタ的に働いて逆に良いかもしれません.

インターフェースは,MicroUSB,MicroHDMI,イヤフォン,microSDがそれぞれ1個ずつなので,接続性はよくありません.USBにはUSBハブ(U2HS-MB03-4BBK),MicroHDMIにはMicroHDMI-VGAケーブルを別に購入して必要なときにつなぐようにしています.Bluetoothはついているので,キーボードやマウスはそちらに対応したものにした方がよいです.

スタンドがついていないタブレットの方が圧倒的に多いので仕方が無いのですが,フルのWindowsを使う場合はキーボードとマウスをつないで使うことになるので,本体にスタンドがついていると便利だと思いました.一応,純正のキーボードはスタンド機能もあるのですが,それ以外の場合は別途スタンドを用意する必要があるので,少々面倒です.

電源端子は専用のものになっていて,使い勝手は良くないです.タブレット端末だとMicroUSBからの充電に対応していることが多いですが,この端末は対応していません.USB-DCケーブルを使えば充電できるかもしれませんが,手元にあった外径3.4mm内径1.3mmの端子は太くて刺さりませんでした.これについては,もう少し径の小さい物を購入して試してみる予定です.

サードパーティ製品は驚くほど少ないです.メジャーなメーカーで対応していたのはエレコムだけでした.私は以下の製品を追加で購入しています.
  • 指紋防止エアーレスフィルム[反射防止](TB-AC3WFLFA)
  • シリコンケース[クリア](AC3WSCCR)
  • スマートフォン用スタンド フリーアングルタイプ1(P-DS004SV)
  • USBハブ(U2HS-MB03-4BBK)
これらの使い勝手については別途レビュー予定です.

使う予定がないので問題が無いのですが,最も衝撃的だった悪い点はWindowsストアアプリの充実度合いです.もちろんAppストアやPlayストアレベルは期待していなかったのですが,あまりにもひどいです.Windowsなのだからデスクトップアプリを使えということなのかもしれませんが,iPhoneアプリやAndroidアプリでのメジャーどころすら殆ど公開されていません.しかもレビューによる点数が軒並み3点前後(5点満点)となっていて,アプリの出来の悪さも問題になっています.使ってみたところ横画面にしか対応していない物の割合が高かったです.かなりひどい物としては,Sonyのミュージックストアであるmoraのアプリですが,アプリのみで完結しておらず平気でブラウザを開いてmoraのサイトを開くことにより表示するという衝撃の動作をしました.この調子だとWindow8.1が出てもWindows8タブレットが流行ることは無さそうです.

まとめ)
簡単に使ってみた感想としては,かなり使う人を選ぶ端末だなということが挙げられます.軽くてフルのWindows8とOfficeが使えるという点のみが良いところで,それ以外には目を潰れるという人にはお勧めできます.タブレットとして使うつもりの人は,現時点では絶対にお勧めしません.とりあえず出してみた感が強く,OSも含めて次の世代以降に期待といったところです.

私の場合は,好きなキーボードが使えるということもメリットですが,このような使用方法は特殊だと思われます.Majestouch MINILAは有線接続なのでBluetooth化しようと目論見,EnebrickというキーボードをBluetooth化できるモバイルバッテリーのクラウドファウンディングに投資しました.しかし,その直後にMajestouch MINILA airというMajestouch MINILAのBluetooth版が発売されてしまったため,投資した意味が無くなってしまいました.Majestouch MINILA airについては既に予約済みなので,今月末辺りにレビュー予定です.

2013年9月2日月曜日

静音化:Majestouch MINILA Oリング装着

赤軸とはいえ職場でメカニカルキーボードは五月蠅いかもしれないということで,Oリングを使った静音化を試してみました.


装着したのは,内径4.8mm,太さ1.9mmのものです.

装着は特に問題ありませんでしたが,結論としては今一でした.

個人の感想ですがキー入力が気持ちよくないです.
当たり前ですが,太さが1.9mmあるのでキーストロークが1.9mm少なくなります.
慣れの問題かもしれませんが,元々底打ちする方なので,キーストロークが短くて気持ち悪いです.
さらに,底打ちしたときの感触が微妙な硬さ(柔らかさ?)で,メンブレンタイプみないな感じになり爽快感が薄れます.

一応,音に関しては,カチャカチャなっていたのがカタカタという感じに変化して確かに静音化はできています.
ただし,劇的に入力音が小さくなるわけではなかったです.

キー配列的にMajestouch MINILAでないと駄目だけで五月蠅いキーボードは困るという場合以外では使わない方が良さそうです.スポンジのシートなんかの方が良いかもしれないです.


2013年8月25日日曜日

改造:Majestouch MINILAキートップ交換

かれこれMajestouch MINILAを4ヶ月程使用していますが,Windowsで使っていて2点ほど不満がありました.
  • "右Shift"と"Fn"キーの同時押しが"Del"キー
  • ブラインドタッチで"Alt"キーと"Windows"キーが押しにくい
 "右Shift"と"Fn"キーの同時押しが"Del"キーが問題になるのは,PowerPointのスライドショーを開いているページから開始するコマンドである"Shift"+"F5"のように"Shift"キーと同時押しするキーが"Fn"キーとの同時押しが必要な場合です.
この場合"左Shift"だと問題ないのですが,"右Shift"を使う場合に"Fn"キーを押しているために"右Shift"ではなく"Del"キーとして認識されていまい開いているスライドが削除されてしまいます.
これについては,解決方法が"Fn"キーを押すときは"左Shift"を使うか,DIPスイッチで"右Shift"と"Del"キーを入れ替えるしかなさそうなので,前者の案で凌いでいます.

ここからが,本題ですがブラインドタッチする時に"Space","Fn","Kana","無変換"キーまでは親指で押せますが,それより外側の"Alt"と"Windows"キーは小指の方が押しやすいです.
小指の方が押しやすいのですが,隣のキーと押し間違えそうになるので結構な頻度で目で確認してしまっていることに気がつきました.
似たような問題に対処するためにキーを上下逆につけてみたり,キートップに厚みのあるシールを貼っているをWeb上で見かけたのですが,方法的に抵抗がありました.
そこで,他の方法を検討していたところ,丁度良い製品を見つけました.
Cherry MX軸を使ったキーボード用の交換用キートップです.
製品名の通りゲーム用なのでWASDとカーソルキーの8キー分が入っています.
Cherry MX用のキートップで,本来は別製品用のキートップなのですが軸が同じなら使えるだろうということで試してみました.

とりあえず左右のAltキーを交換してみました.
予想通り,特に問題なく交換できました.
おそらく他のCherry MX軸を使っているキーボードでも問題ないと思います.

写真だとわかりにくいのですが,キートップの傾斜は少しだけ異なります.
ただし,入力時には全く気になりません.

使ってみた感想としては,表面がラバー加工されているので触った感触でキーが判別できます.
Altキーが判別できるので,隣にあるWindowsキーも直ぐにわかるようになりました.

ラバー加工されていることで誇りや汚れがつきやすいかもしれませんが,予備が6キー残っているので,その点でも安心です.

とういわけで,AltやWindowsキーを使うキーボードショートカットをよく使うWindowsユーザーであれば,かなりおすすめできる改造だと思います.






2013年7月7日日曜日

レビュー(2ヶ月後):Majestouch MINILA(赤軸)

Majestouch MINILAを購入してから2ヶ月ほど経過して操作に慣れたので,その状態でのレビューを書きます.
購入段階のレビュー

良かった点
  • ダブルファンクションキーボードによる楽で高速な入力
  • 赤軸で腱鞘炎回避
慣れるまでは少し大変でしたが,慣れると格段に使いやすくなります.
初期設定でも使いやすかったのですが,自分の環境的によく使うキーを押しやすくするために3点変更しました.
  1. 「CapsLock」 →「Ctrl」
  2. 「無変換」→「Esc」
  3. 「変換」→「Enter」
まず,「CapsLock」を「Ctrl」に変更しました.これはキーボード本体のDIPスイッチで変更可能な上に交換キーもついているため見た目も含めて変更可能です.

2と3についてはキー配置を変えるソフトを使っています.
私はテキストエディタがvimなのでEscをよく使うので元々無変換をEscに変えて使っているので,同様に変更しました.
Enterキーについては通常位置ももちろん使うのですが,Fnキーを使った操作をしている途中の場合はFn+Space(変換キー)の方が押しやすかったので左右の親指の同時押しでも入力出来るように変更しました.

上記の変更も含めると基本的にホームポジションからずれることが無いので,入力も楽ですし,指の移動量が減る分だけ高速に入力出来るようになりました.
一番効いているのはBsキーで,これがホームポジションから指を動かさないで入力出来るのは大きいです.
次点でカーソルキーです.これも移動をホームポジションのまま(↑は移動しますが)入力出来るのは便利です.
また,特にWindows環境では,F1~F12を利用するアプリケーションが多いので有効です.

また,赤軸キーは試打した段階では軽すぎると感じたのですが,HHKB Lite2から変更して指の痛みが消えました.
軽すぎて底打ちしすぎることによる負担を心配していたのですが,私の場合は問題ありませんでした.

悪かった点
  • 誤入力が増えた
  • Zの行がずれているのは,少し気になる
  • 赤軸でも少しうるさい
  • 他のキーボードが全く使えなくなる
HHKB Lite2に比べると誤入力が,わずかに増えました.
理由は何点か考えられるのですが,赤軸でキーが軽いため2キー同時に押してしまうことや後述するZ行のずれのせいだと思います.

それでも,頻発するほどではないのでトータルでの入力速度は速いと思います.
この点については黒軸版も買ってみて試してみたいところです.

購入当初は気にならないと思っていたZ行のずれですが,偶に少しずれた位置を押してしまい隣のキーを誤入力してしまうことがありました.
やはり長い間に染みついた入力位置はなかなか修正出来ないものなのですね.
一応上記でも書きましたが,頻発するほどではないので神経質な人でなければ許容範囲内だと思います.

赤軸とはいえメカニカルスイッチなので入力音はそれなりに発生します.
周りの人から苦情は出ていませんが,メンブレンタイプのペコペコ音と比べるとカチカチとはなっているので,人によっては気になるかもしれません.

一番問題になった点は,他のキーボードが全く使えなくなってしまったことです.
2ヶ月ほど使用したことにより考えなくても手が勝手に動いて入力出来るようになったのですが,その副作用として他のキーボードでの入力ができなくなってしまいました.
他人のキーボードで入力することは少ないので大きな問題にならないのですが,自分のノートPCでの入力に支障がでるのは問題です.
ノートPCを使う場合は,EscとBsは強く意識して通常の位置を押しに行かないとまともに入力できませんでした.
フルサイズのMajestouch 2 ConvertibleのようにBluetooth版をMINILAでも発売してもらいたいところです.
最近トラックポイントキーボードでもBluetooth版が発売されたので,高級BluetoothキーボードでもBluetooth版が出るようなブームが来るとうれしいです.

まとめ)
かなり特殊であるものの,良くできていて満足度は高いです.
ある意味,これ無しでは生きていけない身体になってしまいました.
Z行のずれについては右Shiftを入れる都合上仕方が無いのかもしれませんが,なんとかならなかったのでしょうか.
HHKB pro JP配列でも同じなので,もう5mm幅が広くなってもいいので(BsとEnterを大きくして)ずれを無くしてほしいですね.
価格的にもHHK proやRealForceの半額程度なのでリーズナブルで,おすすめできる製品だと思います.



2013年7月6日土曜日

レビュー:MDR-XB600(EXTRA BASSシリーズ)

EXTRA BASSシリーズのMDR-XB600を購入したのでレビュー

今までは各所のレビューでは絶賛されているMDR-1RBTを使用していたのですが,重低音好きの私としては物足りなく感じていたので重低音重視のヘッドホンに交換することにしました.

MDR-1RBTの経験から,高級ヘッドフォンにしても私の馬鹿耳では認識できないことがわかったので,EXTRA BASSシリーズ最上位のMDR-XB900ではなくXB600にしました.
一応,ヨドバシカメラでXB400,XB600,XB900とデザイン違いのXB610,XB920を試してみてXB600を購入しています.
それぞれは基本的にサイズが違っていて上に行くほど大きくなっています.XB400は少し小さかったのとXB900は大きく感じたのでXB600にしました.
デザイン的にはXB920やXB610の方が良かったのですが,家の中でしか使わないので見た目は無視しました.

MDR-XB600の良い点
  • 重低音がよく出る
  • イヤーパッドはオンイヤータイプだが装着感は良い
良い点としてはこれにつきます.ただし最初は,ボコボコ鳴っていて違和感を感じましたが慣れれば気持ちいいです.MDR-1RBTに比べると明らかに低音がブーストされているので,ナチュラルな音質を好む人はやめた方が良いです(そんな人は選択肢にも入らないと思いますが…).
音質の善し悪しは,よくわからないので省略しますが,特に悪いということは無いと思います.

視聴時に確認はしたものの心配だった点として,オンイヤータイプなので長時間使用時に耳が痛くならないかという点がありましたが,問題ありませんでした.
低反発素材が使われているので,ぴったりフィットして痛くなりにくいです.

MDR-XB600の悪い点
  • ケーブルが両側
  • サイズが大きい 
  • モバイルできる構造だが音漏れは結構ある
  • 耳は蒸れる
まず,XB900にした方が良かったと購入後に思った点として,ケーブルが両側接続だったことです.
MDR-1RBTは片側だけだったのでわからなかったのですが,両側接続は体の前にケーブルを垂らす状態になるので,少し煩わしいです.

MDR-1RBTの時にもそうだったのですが,ヘッドフォンのサイズが大きいです.
MDR-1RBTの時は最小状態から左右2段階ずつ大きくしていたのですが,MDR-XB600は最小時でちょうど良いサイズです.
私の頭は別に小さいということは無いはずなので,顔の小さい女性だとフィットしない可能性があります.

MDR-XB600はオーバーイヤーではなくオンイヤーなので音漏れはそれなりにあります.
構造的には折りたたみが可能になっているので外での仕様も想定されているようですが,電車の中で使うのは厳しいレベルでした.
もちろんボリュームを下げれば問題ないレベルになりますが,製品の特性上重低音をガンガン鳴らしたい人向けなので,ボリューム下げたら意味ないですね.
もともと家の中でしか使わない予定内ので問題ないですが,屋外での仕様も想定している人はやめた方が良いです.

装着感が良い反面,フィットしすぎて蒸れます.
クーラーなしの夏場の部屋だと厳しそうです.

まとめ)
もうこの一点につきますが,重低音はドコドコ出るので満足です.
ケーブルが片側接続のXB900にした方が良かったですが,そこまで気になるわけではないのでXB600を使い続ける予定です.

Xperia SX (SO-05D) のAndroid 4.1アップデート後にb-mobileのSIMを使う(foma SIMでも有効)

Xperia SXをAndroid4.1にアップデートするとb-mobileのイオンSIMが使えなくなりました.
最初は端末かSIMが壊れたのかと思ったのですが,調べてみるとXiのSIM以外は接続をはじかれるようになったみたいです.

解決法
  1. 電話で「*#*#4636#*#*」と入力してテストモードに入る
  2. 「携帯電話情報」→有線ネットワーク設定 を「WCDMA only」に変更
  3. 「機内モード」をONにする
  4. 再起動
  5. 再起動後「機内モード」をOFFにする
SIMのチェックは起動時のみらしいので,機内モードをONにした状態で起動させることによりチェックを回避できるようです.

一応,b-mobileのSIMだけでなくfomaSIMやほかのMVNOのSIMでも同様の設定でつながるようです.

追記)
Android 4.0の状態でも同じ症状が出たので,端末の問題ではなくドコモ側の問題かもしれません.
4.0の場合は再起動させなくてもフライトモードのON/OFFのみでいけましたが,rootを取っていないと失敗したので要rootです.
再設定が面倒なためチェックしていませんが,4.1でもroot取得後に試しているので,うまくいかない方はrootを取ってみることをおすすめします(※自己責任).
 

2013年7月3日水曜日

Xperia SX (SO-05D) のAndroid 4.1アップデート&root取得

以前からアナウンスされていたXperia SXのAndroid 4.1 (Jelly Bean) へのアップデートが開始されたので早速適用してみました.

私の端末ではrootをとっていたせいかもしれないのですが,端末でのアップデートには失敗したため,PC側でPC Companionを使ってアップデートしました.
追記) 4.0でrootをとってsystem以下を変更している場合は端末でのアップデートは不可能で,PCを使って行う必要があるそうです.

変更直後にわかった変更点

  • 操作感がぬるぬるするようになった
  • 通知領域で操作できることが増えた
  • スモールアプリに対応
  • アプリ履歴で全終了ができるようになった
  • 電池残量表示が変更
  • WALKMANアプリが更新
まず,最初に感じたのは操作感がぬるぬるするようになったことです.4.0の状態でも特に問題は無かったのですが,4.1にアップデートしてみると4.0ではカクカク動作していたとういことがわかりました.ただし,最初は操作感が変わったことに慣れていないので,動きすぎて違和感がありました.

通知領域はトグルが2段になり,テザリングや設定を 選択できるようになりました.通知自体も多段表示できるものがあり,通知領域で処理できるようになっていました.これは便利そうです.Androidの通知領域はメジャーバージョンアップごとに確実に使いやすくなっているので,Googleが結構力を入れている部分なのでしょうか.

4.1ではついにスモールアプリが導入されました.メモや電卓は他のアプリ使用中に使いたいことがあったので役に立ちそうです.スモールアプリの起動はアプリ履歴を表示したときに再下段に表示されるランチャーから行えました.初期状態では,電卓,タイマー,メモ,ボイスメモの4アプリですが,play storeから追加インストール可能で,ぱっとみたところかなりのアプリが公開されていました.まだ,細かい使い方は把握していないので調べて活用してみる予定です.

地味ながら役立つ機能として,アプリ履歴の全終了が選択できるようになりました.今までは長時間使っていると履歴がたまりすぎて1つ1つ消すのは大変だったので便利そうです.

こちらも細かいですが,電池の残量表示が変更されていました.4.0では電池アイコンの中に残量表示していたためフォントサイズが小さくて見えずらかったのですが,4.1では電池アイコンとは別に残量を表示するようになりフォントが大きくなり見やすくなりました.ただし,別表示になっている分だけ通知領域の占有率が上がっています.

追記)WALKMANアプリが最新のものに更新されていました.ClearAudio+という音質アップ機能が追加されていました.使ってみた換装としては低音・中音・高音が分離されて,それぞれが強調されているように感じました.使わない場合は,逆にぼやけているように感じました(※こちらの方が音としては正しいと思います).私は低音強めが好きなので,とりあえずONに変更しました(初期値はOFF).

というわけで,一つ一つは細かいですが、全体的に使い勝手が向上していて順当なアップデートと感じました.しばらく使ってみてから,追加してレビューする予定です.

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ここからはroot取得についてです.
といっても以下のサイト方がバッチファイル1つでroot化出来るツールを配布してくださっているので,5分ほどで簡単にroot化出来ます.ありがたいですね.
キューブ実験室(http://cubeundcube.blogspot.jp/2013/07/xperia-gx-so-04d-sx-so-05djelly.html
これでドコモの不要なアプリを削除できます.

2013年5月1日水曜日

Majestouch MINILA赤軸とHHK Lite2の比較

Majestouch MINILAを購入したので,今まで使っていたHHK Lite2と比べてみました.

キータッチ:
今までは重いキーが好みだったのでHHKシリーズの中でも重いLite 2を使っていたのですが,最近腱鞘炎気味なので,MINILAでは黒軸ではなく赤軸を選択しています.
リニアに加重がかかっていく赤軸を使って分かったのですが,HHK Lite2の荷重のかかり方は良くないことです.Lite 2はメンブレンタイプなのですが,このタイプは単に重いだけでなく,初動時が特に重い事です.そのため強い力でタイプする必要がありますが,そこを過ぎると軽くなるので強い力で底打ちしてしまいやすいようです.たぶんこの点が腱鞘炎につながっていると思われます.赤軸は,初動時の荷重が低めなので強い力での底打ちが発生しにくいです.私の場合は,もしかすると黒軸でも問題なかったかもしれません.逆にLite 2は初動時が重いので明らかに入力しようと思わなければ入力できないため誤入力は少ないかもしれません.

通常キー配列:
MINILAはZ列が少しずれていてHHK pro JPと似たような配列になっています.Lite2は普通の配列です.MINILAとHHK pro JPはカーソルキーをZ列に入れつつ右シフトを残していることが原因だと思われます.私の場合はMINILAの変速配列でも問題が無かったのですが,繊細な人はMINILAやHHK pro JPの配列は受け付けないかもしれません.

Fnキー配列:
Lite2というかHHKシリーズはFnキーとの組み合わせキーが基本的に右手側によっているのに対して,MINILAはカーソルキーは左手側で,それ以外は右手側になっています.この点は明らかにMINILAが勝っていると思います.Lite2だとFnキーによるカーソル移動が出来るまでに時間がかかったのですが,MINILAだと直ぐに使えるようになりました.購入前は,カーソルキーが何故WASDキーではなくESDFキーなのかと思ったのですが,小指より人差し指の方が入力しやすいのでESDFで良かったです.Fnキー自体もMINILAは親指で押すのに対してLite2は小指押しなので誤入力も少なく楽です.

外観:
サイズは殆ど同じです.MINILAの方が優れている点は,ケーブルが着脱式であることとNumロック,スクロールロック用のLEDがついている事です.LEDはどちらでも良いのですが,ケーブル着脱式は持ち運びがしやすいので良さそうです.ただし,HHKもproであれば着脱式なので,廉価版のLite2のみの問題点です.

2013年4月29日月曜日

レビュー:Majestouch MINILA購入

Majestouch MINILAの日本語配列+赤軸を購入しました.
重めのキータッチが好きなので,当初は黒軸を購入予定だったのですが,最近腱鞘炎のような症状が出でいたので赤軸に変更しました.

一応,ヨドバシカメラで全ての軸を試しています.ついでにHHKproとRealforceも比べています.

黒軸: かなり重めのキータッチで,人によっては小指はきつく感じるかもしれない.キーの反発は大きいので高速入力はしやすそう.誤入力をしなさそう.メカニカルの中では大人静かに感じた
赤軸:  黒軸を軽くした状態.少し軽すぎるかなと思ったけれど,多少の反発力はあるので入力している感じはある.
茶軸: 私の手では赤軸との違いは少なく感じた.赤軸と同じ程度の重さでクリック間が欲しい場合はこちらが良いかも.私はクリック音がうるさいと思ったので赤軸を選択.
青軸: 軽くてカチャカチャ音がして入力している感じが強い.ただし,クリック間が発生するタイミングが,私の好みのタイミングより遅れてきたので少し違和感があった(たぶん慣れの問題だと思います).

HHKpro: タッチの好みはでは一番良かった.軽いけれど適度の反発もあるので入力しやすそう.日本語配列はスペースバーが小さめなので親指を有効活用し安い.

Realforce: 軽いけれど反発間が殆どなかったので物足りなく感じた.

 キータッチとしてはHHKproが良かったのですが,今回の目的はダブルファンクションキーボードによるホームポジションを維持したままの操作なので,MINILAの赤軸を購入しました.

Majestouch MINILAの特徴
  • ダブルファンクションキーボード
  • コンパクトキーボード
  • 4種類の軸から好きな物を選べる
  • ケーブルが着脱式
  • Zの列が少しずれている
まず,ダブルファンクションキーボードによりホームポジションを維持したままで,カーソルキー,F1~F12,Ins, Del, Home, End, Pg Up&Dn, Bs, Ps, Sclk, Paのキーが入力できます.HHKも同じことはできるのですが,Fnキーの位置がどのモデル配列でも押しやすい位置にあるとはいえず,しかも右手側に集まっていることもあり押しにくいです.特に英語配列のproはFnキーも対応するキーも初期設定では右側にあり特に使いにくいです(DIPスイッチで変更は可能).その点MINILAではFnキーがスペースバーの左右にあり,カーソルキーは左側でそれ以外は右側となっていて操作しやすくなっています.




大きさについては,HHKと同等レベルのコンパクトさです.最近はマウスではなくトラックバーというキーボードの手前に置くタイプの物を使っているのであまり関係ないのですが,マウスを使って人の場合はマウスまでの距離が相当近くなるので使いやすいと思います.その反面,かなりのキーがFnキーとの併用になるため操作は複雑になります.

Majestouchシリーズの良いところとしてCherry MX軸の4種類から好きな物を選べることです.4種類とも明らかに異なる仕様なので,大抵の人の好みは吸収できそうな気がします.難点としてはメカニカルキーボードなので音がうるさめなことです.比較的静かな黒軸や赤軸でも,静電容量無接点タイプのHHKやRealforceと比べると明らかにうるさいです.少なくとも青軸は職場などの周りに人が多くいるところでは使ってはいけないレベルだと思います.

ケーブルが着脱式なので,複数台のPCで使い回し安いです.サイズもコンパクトなので,自宅と職場で使い回すということも物理的に可能です.Majestouch2 ConvertibleのようなBluetooth,USB,PS/2が全て使えるモデルも出ているので,このモデルもBluetoothモデルがあると,より使い回しがやりやすそうです.
着脱式は便利だと思うのですが,付属のケーブルを利用した場合,ケーブルが直線的に生えることになるためキーボードの奥に4cm位のスペースが必要があるためモニタに隣接して設置ができない場合があります.とりあえず,L字型のUSBアダプタを注文して対応する予定です.

人によっては無理なレベルになるかもしれない問題点として,Zの列が普通のキーボードと比べるとずれています.通常QとAの列のずれに比べてZの列のずれは大きめになっていてGとHのキーのちょうど中間にBキーがくるのですが,MINILAはQ,A,Zの列のずれ方が全て同じになっています.幸運なことに私の場合は気にならないレベルでした.場合によってはZの列で誤入力ばかりになる人もいるかもしれないので,試してから購入した方が良いかもしれません.


ここまでの記事は購入直後に入力したのですが,この時点での感想を書きます.
  • Fnキーの操作はすぐに慣れそう
  • 赤軸は入力が楽だが少し誤入力してしまう
  • キー配列はカスタマイズしたい
元々HHK Lite2を使っていたのでFnキーの操作は直ぐに慣れそうです.現時点でもカーソルキーとBSは違和感なく使えました.

赤軸は軽すぎるかもしれないと不安でしたが使ってみると意外と打ちやすかったです.ただし,キー加重60gのHHK lite2を使っていたので,時々軽すぎて誤入力してしまいました.このあたりは慣れで解決できそうな気がします.

Fnキーとの併用で利用するキーは一部カスタマイズしようかと思います.すでにEscは変換の位置,全角半角はカナの位置に変更しているのですが,さらにEnterをJKLの辺りに変更しようと思います.あと,DelキーがMの一打と少し入力しづらいと感じたので,これもJKL辺りに変更予定です.(追記)1日使ってみてFn+Fnキーにも何か割り当てられれば良かったのにと感じました.

とりあえず,購入直後のレビューです.これからしばらく使ってみて,慣れた状態でもう一度レビューする予定です.現時点でも殆ど違和感は無いので1週間くらいで慣れてしまえるような気がします.


2013年4月24日水曜日

Xperia SX (SO-05d)で無接触充電Qiを使う

Xperia pro(http://gadgets-aip.blogspot.jp/2013/01/xperia-pro-mk16aqi-clip-for.html)で使用していた無接触充電Qi用アダプタ「Qi Micro USB Wireless Charging Clip」をXperia SXでも使用してみました.

 …無残です.

元々Galaxy S3用の製品のため,端末の下端にUSB端子があることを前提に設計されています.
そのため,端末側面にUSB端子があるSXでは上の画像のようになってしまいます.

Xperia proでは下のようになるので,その差は歴然です.

とはいえ,元々サイズや厚みがあるものなので,自宅での充電時にしか使用しないため大きな問題にはなりません.一応,下半分は普通に持てるので,逆L字のまま使っています.その状態でもケーブルでつなぐことを考えれば楽です.

あたりまえですが,普通にQiで充電できます.ただし,本来の対応機器ではないため充電完了の認識などはできず,常に給電されてしまいます.
また,残りバッテリーが少ない状態で充電しているとアダプタ部分が熱くなります.

2013年4月23日火曜日

レビュー:いまさらXperia SX (SO-05d)を購入

最近までXperia pro (MK16A) を使っていたのですが,動作の遅さが気になりだしたためXperia SXに交換しました.
購入する上で考慮したのは以下の点です.
  • デュアルコア以上
  • RAMが1GB以上
  • 画面サイズが3.7インチ以下
とりあえず,Android4.0以上が快適に使えるためにデュアルコアもしくはクアッドコアでRAMが1GB以上必要だと考えました.

また,私は片手操作派なので画面サイズが3.7インチ以下であることが必須です.それ以上のサイズだと画面の端に指が届かないことを確認しているので,小型端末が必要です.

驚いたことに,上記の条件を満たす端末が4種類しかなかったことです.
  • Xperia SX
  • iPhone 4S
  • HONEY BEE 201K
  • HONEY BEE 101K
この中でドコモ回線で使用できるのはXperia SXのみでしたので,自動的にXperia SXになりました.

本当はXperia proのデュアルコアモデルみたいのモデルがあれば良かったのです,物理QWERTYキーボードは絶滅危惧種のようです.
加えてAndroidでは画面の大型化が進行中です.最近では4インチ以上は当たり前で,ハイスペック端末は5インチFullHD,果てはGlaxy Megaのように6.3インチというタブレットではないのかというサイズまで出てきています.
小型端末もXperia rayやSXの売り上げを見ていると需要はあるようなのですが,どこもやろうとしませんね.
このあたりは端末のハイスペック化&薄型化によって小型の端末だと実装や廃熱に問題がでるから等が考えられるのですが,どこかのメーカーが頑張ってくれないでしょうかね.

すこし脱線しましたが,SXのレビューです.
感想としては薄い軽いです.あとサクサク動きます.

薄さに関しては,かなり厚いXperia proを使っていた影響でかなり薄く感じます.
ただし,これは一概に良いとは言えないです.厚みがある方が手のフィット感は良いですね.ただしSXの方が収納性は良いので,この辺りはトレードオフの関係です.

重さに関しては,かなり軽いです.最近の端末が平均150位なので2/3の重さです.
日本では100g以下のデュアルコア端末はSXが唯一なので,かなりの利点だと思います.

Xperia proはシングルコアであることに加えてメモリが512MBしかないためアプリを行き来するときにメモリが足りなくて自動的に閉じられていて,その都度起動し直していました.
SXは1GBあるので, メールやtwitterアプリからブラウザを開いた後に戻ってきても起動状態を保っていられる事が多いです.

Xperia proから悪くなったところもあります.
  • 物理QWERTYキーボードがない
  • バック,ホーム,設定キーがソフトウェア
  • USB端子が側面にあるためQiアダプタが横向きになってしまう
  • ドコモ端末なのでいらないアプリが大量にプリインストールされている
  • ドコモのSIM以外ではテザリングが出来ない
  • Xperia proとバッテリーは同じだが保ちは悪い
物理QWERTYキーボードが無いのは当たり前なので省略

バック,ホーム,メニューキーがソフトウェアなことは最近の端末では普通なのですが,使ってみると不便に感じました.
物理ホームキーがあれば,スリープからの復帰時に電源ボタンの代わりに使えるという利点がありますが,SXではいちいち電源ボタンを押さなければなりません.
デフォルトのSXではソフトキーはバック,ホーム,アプリ履歴でメニューキーはありません.
そして大抵のアプリでは右上がメニューボタンになっているため,片手操作派の私は押すのが大変です.
この部分については,root化してボタンの5キー化を適用して対処しました.
 
ドコモのスマートフォンを購入したのは初めてなのですが,いらないアプリが大量にプリインストールされていて面食らいました.
初期状態では無効化できないものもあったため,root化してアンインストールしました.

そして,テザリング時のAPNが強制変更されてしまうという問題があります.
b-mobileのSIMでテザリングしてみると直ぐに通信エラーが出てテザリングが無効になります.
これはドコモショップでSIMフリー化してもらったとしても発生するようなので,root化後にAPN強制変更の無効化を行いました.

Xperia proとバッテリーは同じBA700なのですが,SXの方が電池の減りが若干早いように感じます.
これは,ハイスペック化している事とそれに伴ってインストールするアプリを増やした事が原因なので仕方がないです(Xperia proではメモリが厳しくなる事があったので使うことを我慢していたアプリがいくつかありました.).
ただし,私の場合はXperia proと予備バッテリーの2個をSXの予備バッテリーとして使い回せるので,何とかなりそうです.

というわけで,快適に使用するためにはroot化して何点か変更する必要がありました.
書いた内容を見返してみると悪い点の方が多いですね(いつも通りですが).
ただし,悪い点は細かいところまで書いているだけで実際は気に入っています.良いところは他の人が大抵書き尽くしてくれているので特に取り上げていません.私の中では,100点満点でroot化前で80点,root化後で90点位です.

2013年4月21日日曜日

イオンSIM(音声付き)をmicroSIM(miniUIM)に交換 (b-mobile)

携帯をXperia SX(SO-05d)に交換しました.
最近のドコモスマートフォンでは,SIMカードがmicroSIM(miniUIM)に変わってきていて,SXもmicroSIMが必要でした.
 b-mobileのイオンSIMもデータ専用であれば,通常SIMとmicroSIMの交換が可能なのですが,音声付きのSIMは通常版しか提供されていませんでした.
それがいつの間にか音声付きのSIMもmicroSIMもしくはnanoSIMに交換可能になっていたので早速利用してみました.

手続きはb-mobileのオンラインサイトで交換手続きを行うだけで1週間位で受け取れました(手数料は3150円取られます).
到着時点で開通手続き等は終わっているようで,直ぐに使えました.
もちろんAPNの設定は必要ですが,本当にそれだけでした.

交換手数料さえ払えば,通常SIM,microSIM,nanoSIMに交換可能なので,新しい端末でも古い端末でもiPhoneでも使えます.
イオンSIMの音声付きであれば,月額最低2千円強から利用できるのでかなり便利です.
IP電話を使えばもっと安く出来るのですが,通話品質を考えると千円でドコモの音声網を使えることのほうが良いように思います.


2013年4月4日木曜日

クアッドディスプレイ(4画面) dell 3008wfp+2408wfp+2007wfp+hp 2335


Dell 3008wfpが中古で安く手に入ったので,トリプルディスプレイからクアッドディスプレイに変更しました.
使っているディスプレイ
  • Dell 3008wfp
  • Dell 2408wfp
  • hp 2335
  • Dell 2007wfp
 主な作業は3008wfp,ファイル関係をhp,作業中の資料参照を2408wfp,スケジュールやToDoを上の2007wfpで表示しています.

クアッドディスプレイ環境を整えて感じたメリット・デメリット

メリット
  • ディスプレイごとに表示内容を変えることで,情報を一覧できる
  • 3008wfpの解像度がWQXGAなので,これだけで複数のウインドウを同時に開けられる
デメリット
  • 慣れないうちは画面が多すぎて持てあます
  • 24インチの縦画面は目線より上に画面上端がくるので首が疲れる
  • 30インチディスプレイは思ったほど大きくなかった 
  • 30インチの上に2007wfpを置くためにモニタアームが必要
最近はディスプレイが安くなっていてFull-HDであれば1万円位で変えるので,比較的楽に構築できます.とはいえ,それより高解像度のWUXGAだと新品で2万円から,WQXGAだと10万円からとなり簡単には手が出ません.そういうわけで,全て中古で揃えています.上記のセットは合計で6~7万円位です(モニタアームも含む).もちろん最新の物の方が,低消費電力であったり表示が綺麗かもしれませんが,懐的に厳しいのであきらめています.ただし,大型ディスプレイでは電気代も考慮すると最新モデルの方が良いかもしれません.

また,クアッドディスプレイをする上で,もう一つ問題になるのがGPUです.たいていのGPUは2出力までなので2枚使う必要があります.しかし,kepler世代のgeforceであれば1枚で4画面出力が可能な製品がいくつか発売されています.私は特にゲームはしないので,安いモデルから選択してGIGABYTE GV-N640OC-2GIを使っています.この製品はDVIx2,HDMI,VGAの4出力になっています.3008と2335はDVI,2403はHDMIで2007はVGAを使っていました.今はPCをceleron G1610に載せ替えたので,マザーボードのDVI出力経由で使うようにして,全てデジタルに変更しています.今のところ描写の乱れなどは発生しておらず,問題なく使えています.

Celeron Dual-Core G1610でPCを組みました

これまで使っていたPCが不調になってきたので,新しくすることにしました.
使っているものはCore2duoのE8400(3GHz)でしたので,特に不満はなかったのですが,起動しなかったりブルースクリーンが頻発するため仕方なく交換することにしました.

完全に買い換えると費用がかなりかかるので,CPU+マザーボード+メモリのみを交換することにしました.
交換する上での考慮したポイントは
  • 今と同等以上の性能で,とにかく安く
  • メモリは16GB以上
  • DVI出力はあった方がよい
とりあえずcore iシリーズを選択しておけば良いかなと思っていたのですが,どうやら最新のceleronはcore2duoの最上位並の性能があるらしいとのことで,一番安かったceleron G1610を選択しました.

メモリは10GB以上使うことがあるので,8GBの2枚組を選択しました.
マザーボードは,microATXでDVI出力付きで安いものを選択した結果P8H61-MX USB3になりました.
これで1万6千円くらいでした.最初にcore iシリーズにしようと思っていたときは5万円位の予定でしたので相当安くすみました.

ついでにOSをWindows 7からWindows 8に変更しました.
エクスペリエンスインデックスは以下のようになりました.
プロセッサ: 6.7
メモリ:7.6
グラフィックス:6.9
ゲーム用グラフィックス:6.9
プライマリハードディスク:7.7

GPUはGeforce GT640で,SSDはintelのx-25mを使っています.

使ってみての感想は,「celeronで十分だな」でした.動画編集等をしないということもありますが,CPUパワーが足りないと感じることはありません.celeronとはいえDual-coreなので処理待ちになることも,ほとんどありません.体感的にはcore2Duo E8400と変わらないです.一般的な使い方だとG1610でもオーバースペックかもしれないですね.


2013年3月9日土曜日

レビュー:TRACKBAR emotion(トラックバー エモーション)

トラックポイントキーボードからHHKBに戻した事によって,あたりまえですがトラックポイントが使えなくなりました.HHKBはコンパクトなのでマウスまでの距離が短く,それ程問題にはならないのですが,ホームポジションのままポインティングできるトラックポイントからなので手の移動量が大きくなり少し気になります.

そこで,TRACKBAR emotion(トラックバー エモーション)という物を導入してみました.これはキーボードの手前側におくタイプの物で,ローラーを使ってポイント操作を行います.ローラーによる操作は,ローラーを転がす操作が上下移動で,ローラーが左右にスライドできるので,それが左右移動になっています. ローラー以外にマウスホイール,左右クリックボタンと追加の左右ボタンがついています.

いつもと同じくメリットとデメリットですが,以下の様になります.

メリット
  • ホームポジションのままポイント操作が可能
  • ホイールと左右ボタンもついているので,マウスと同じ操作ができる
  • 投げ売りされていて安い
まず,トラックポイントほどでは無いですが,ホームポジションのままでの操作が可能です.いちいちキーボードから手を離さなくても操作できるので楽です.ただし,後述しますが楽に操作できるのはポイント操作のみです.

次に,マウスと同じボタンが設置されているので,マウスと遜色ない操作ができます.トラックポイントキーボードを含めて似たような製品はあるのですが,以外とマウスホイール,左右クリック,中クリックの全てがそろっている物は意外と少ないです.トラックポイントキーボードでもホイール操作は微妙(効かない場合がある)でしたので,全てそろっているトラックバーはかなりポイントが高いです.

最後に,通常価格は2万円ほどするのですが,現在サンワダイレクトで投げ売りされていて2千円で購入できました.安かったのでHHKBと同じくパソコン毎に用意しました.正規品はサンワダイレクトのパッケージと説明書が入っているのですが,投げ売りされている物は並行輸入品のようで,パッケージは海外の物が使われていて,説明書は正規品をコピーしたものが一枚だけとなっています.昨日は全く同じなので問題はありません.

デメリット
  • 操作性が独特で使いにくい
  • ローラーとボタンの間隔が広すぎて押しにくい
  • ローラーのボタンは操作の種類を変えることが出来ない
  • 掃除が出来ない
 デメリットとしては,まず独自の操作性があります.ローラーの上下は回転に対してリニアに移動量が決まるようなのですが,水平方向は加速度を考慮した移動量になっています.つまり,スライド量が同じ場合でも,早く動かした場合は移動量が大きくなり,ゆっくり動かした場合は移動量が小さくなります.スライドは物理的に行うため端に到達した場合はローラーが止まるのですが,そこでポインタも移動できなくなると困るため端に到達した場合は高速にポインタが移動する様になっています.これがくせ者で,細かい作業をしようとしてゆっくりスライドさせていると端に到達しやすくなり,いきなりポインタが飛んでいってしまう現象に何度も遭遇しました.この辺りの操作の調整は難しいところだとは思うのですが,慣れないうちは結構戸惑います.慣れれば高速にスライドさせてもポインタを合わせられるようになってくると思うので,問題なくなるかもしれません.

次に,ローラーとボタンの間隔が広すぎるため,ボタンやホイールを押す場合は多少ホームポジションから離れる必要があります.これは私の手の関節が硬いだけという可能性もありますが,少なくとも私の場合は厳しかったです.あと1~2cm位はボタンが奥に配置されていて欲しかったです.

本家のホームページ(http://www.eurooffice.com/sd3.asp)からWindowsのドライバがダウンロード可能になっていて,ボタン毎の操作内容を変更することが可能です.マクロなども設定できるようになっていて高機能なのですが,ローラーを押した場合の操作だけは何故か変更不可です.ローラーを押した場合はダブルクリックになっているのですが,私としては左クリックが良かったです.

最後に,後々問題になると思うのですが,掃除が出来ません.初期のモデルではローラーの裏側部分に取り外し可能なカバーがあったようなのですが,現在のモデルでは接着されているようで取り外しが出来なくなっています.そのため埃がたまったとしても掃除が出来ません.2千円なので使い捨て程度で考えられますが,正規価格で購入している場合は問題になると思います.


現在の価格が2千円ということもあり,この価格であれば満足出来る製品です.ただし2万円を出してまで欲しい製品ではないと思います.私の場合はHHKBを使っているので恩恵は少ないのですが,テンキー付きのフルキーボードの場合はマウスまでの距離が遠くなるので便利な製品だと思います.似たような製品で,もう少しコンパクトな物もあるので,そちらに移行するかもしれません(ホームポジションから手を離さなくても操作可能であれば2万円位までなら購入しそうです).

2013年3月8日金曜日

レビュー:HHKB Lite2

最近はトラックポイントキーボードを使用していたのですが,パンタグラフだと手がかなり疲れるので,それまで使っていたHHKB Lite2(日本語配列)に戻しました.

Happy Hacking KeyboardならPro(英語配列)だろ!という方も多いとは思いますがLite 2で日本語配列です.
基本的にProに勝てる要素は無いのですが,個人的な嗜好によってはLite2や日本語配列の方が良い点もあります.

  • 安い
  • Fnキーが押しやすい位置にある
  • キーボードの押し下げ圧が高め
  • 親指周りにキーがたくさんある
まず,価格帯が全く異なります.5千円と2~3万なので完全に別物です.安いので複数個所持して必要な場所毎に設置しても懐が痛みません.さすがにProを3台以上買うのはためらわれます.

HHKBはコンパクト過ぎる故にいくつかのキーはFnキーとの同時押しをする必要があるのですが,F1~F12はともかくHome,Endやカーソル等は全て右手側に集まっています.にもかかわらずPro英語版だとFnキーは右手側にあるため,試してみたところFnキー関係は押しにくいと感じました.それに対してLite2日本語配列では両側にあるので使いやすいです.

キースイッチはメンブレン方式なので静電容量式より駄目だと思われがちですが,個人的にはキー押し下げ圧は強めが好みなので45gのProより55gのLite2の方が好きです.ただし,Lite2はキーのぐらつきや引っかかりがあるので,スプリングが強めのProがあると良いです.

日本語配列の良いところは変換,無変換などのいらないキーが親指周りに配置されていることです.これらのいらないキーをどう使うかというと,親指シフト的発想でよく使うキーを割り当ててしまいます.具体的には,無変換→ESC,変換→BS,カタカナ→全角/半角にしています. 基本的には右上と左上の端のキーを親指位置に持ってきています.私は手の関節が柔らかくないので,上の3つのキーを押すときにホームポジションから手がずれやすいのと,単純に遠いので押しにくいという問題がありますが,親指に割り当てることで楽に入力できるようになりました.問題点としては,他人のキーボードを操作するときに誤入力してしまうことですが,そのような場面は希なので大きな問題にはなりません.配列変更も3日くらい使っていると慣れます.

ところで,最近「Majestouch MINILA」というキーボードが発売されました.これは上記の親指を遊ばせておくのはもったいないという思想に基づいて作られていて,スペースバーの両サイドがFnキーという特殊なキーボードです.これは配列的にはHHKBよりも良さそうです.Fnキーによるカーソルキー(何故WASDではなくESDFなのかは不明です)は左側になっているので使いやすそうです.価格も1万円程度なのでHHKB Proの半額程度で済みます.またキースイッチが4種類有り重めの黒軸も選べるので,近いうちに購入してしまうと思います.

2013年1月31日木曜日

Xperia pro (MK16A)で無接点充電:Qi ワイヤレスチャージ Clip for GalaxyS3/S2/Note


最近携帯で流行りだした無接点充電「Qi」ですが,数世代前のXperia proはもちろん対応していません.しかし,「Qi Micro USB Wireless Charging Clip」というGalaxy s3/S2/Note用のmicro usbアダプタが発売されていたので購入してみました.

この製品は,micro usbに差し込むだけで何でもQiに対応するという優れものです.
ただし,問題となる点がいくつかあります.
  • micro usbの端子の向きは固定
  • あまり厚みがある端末では使えない
  • サイズが結構大きい
  • Panasonicの充電台QE-TM101だと充電できない
まず,Galaxy S3/S2/Note用の製品なので端子の向きがそれらに合わせられています.micro usbの端子は台形になっているのですが,短い方の辺が画面側に向きになっています.Xperia proはGalaxyと同じ向きでしたので問題ありませんでしたが,端末によっては画面側に充電パッド部分がきてしまうかもしれません.

また,端子と充電パッド間の距離は多少調整できる様になっていますが,元々が薄い端末向けなので,カバーを付けたXperia proだとパッド部分が浮いてしまいます.カバーをしていない状態だとギリギリ浮かない状態でした.パッド部分には浮かないように吸盤がついているのですが,吸盤のサイズが小さいため,明らかに浮いてしまう状態では役に立ちませんでした.

常時付けたままにするうえで一番問題になるのが,パッド部分が大きいことです.Galaxy S3の様に端末自体が大きいと問題ないのかもしれませんが,小型のXperia proの場合はカメラ,LEDライト,第2マイクが隠れてしまいます.さらに端子部分が1cm位は飛び出してしまうので不格好です.そういう訳で,常時装着は諦めて充電時だけ装着するようにしています.とはいえ,これまでは1m以上のusbケーブルを繋いでいて邪魔だったので,かなり快適になりました.

Qiは標準規格のため複数社から充電台が発売されていて,Panasonic製のQE-TM101が評価が高かったため購入したのですが,相性が悪く動作しませんでした.現象としては,充電台にセットすると認識してコイルが端末の下まで動作してきて充電が開始するのですが,10秒くらいすると停止してしまいます.再度端末を探して充電を開始するのですが,直ぐに停止してしまいます.これが繰り返されるため,まともに充電できません.結局Docomo純正のワイヤレスチャージャー02では正常に動作したため,そちらを使用しています.また,amazonのレビューによるとマクセルの充電台でも動作したようです.