2012年12月23日日曜日

レビュー:ThinkPadトラックポイントキーボード

Lenovoのオンラインクーポンでキーボードが50%OFFだったため2台目のトラックポイントキーボードを購入しました.1台目のキートップを外して掃除していたときに"D"キーを少し壊してしまい,普通に動作はしているものの,いつ壊れてしまうかが不安のため予備として購入しました.

以前はPFUのHHKを使っていましたが,ノートPCをThinkpad x220に買い換えてトラックポイントにはまってしまい,トラックポイントキーボードに乗り換えました.

トラックポイントキーボードの良いところは,

  • トラックポイントが使える
  • テンキーが無い
  • Thinkpadと同じ配列
当たり前ですが,トラックポイントが使えることが一番のポイントです.キーボードから手を離さずにポインタ,左右クリックを使えるので操作が圧倒的に楽です.解像度がWUXGAx2のモニタで使用していますが普通に使えます.トラックポイントのキャップは,最初はクラシックドームを使っていたのですが,WUXGAx2だと指が疲れやすかったのでソフトリムに変えたものの直ぐに変形してしまい,最終的にソフトドームを使用しています.

また,テンキーが無いのでマウスを使う場合に手の移動量が少なく済みます.トラックポイントがあるのにマウスを使うのかと思われるかもしれませんが,長時間のトラックポイント操作は指に優しくないので,長時間マウス操作が必要な場合はマウスを使います.といってもマウスではなく,ケンジントンのExpert Mouseというトラックボールを使用しています.

名前の通りですが,1世代前のThinkpadのキー配列と同じ7列キーボードです.x220と全く同じなので,デスクトップとノートで操作を統一できて楽です.現行世代のThinkpadはアイソレーションタイプに変更されたので,そのうちこの製品もアイソレーションになるのでしょうか.

逆に良くないところは,
  • キータッチが普通
  • 剛性は高くない
  • スクロール機能は微妙
さすがに価格帯が違うので仕方がないのですが,HHKと比べるとキータッチは良くありません.しかし,全然駄目ということはなく,普通レベルのキータッチです.DellなどのPCについてくるキーボード等よりは,かなり良いと思います.パンタグラフ式なのでキーストロークが少ない方が好きな方は良いかもしれません.Thinkpad x220のキーボードと比べると少し悪いような感じがします.2~3万円くらいでトラックポイント付きの高級キーボードを出してくれないでしょうかね.近い製品はあるのですが(http://www.guru-board.com/),残念ならが左右クリックとスクロールボタンがありません.自分でやってしまっている人もいるようですが(http://alpha.mixi.co.jp/2011/10803/)(http://fukayatsu.hateblo.jp/entry/2012/05/11/004332),さすがに2~3万のキーボードを削る勇気はありません.

上の項目と若干被るのですが,キーボードの剛性は高くありません.強く打鍵すると本体自体がたわみます.たぶんこの辺りもx220とのキータッチの違いに表れているのでしょう.

最後に一番の問題なのですが,Thinkpadのスクロール機能と同じく動作が微妙です.アプリケーションによってはスクロールしないことがあります.しかも,この世代のトラックポイントはデフォルトでは自分で設定を変更できないので困ります.一応,AutoHotKeyを使えば,中クリックやアプリケーション毎の動作を設定できるため何とかなります.

2012年12月22日土曜日

レビュー:MDR-1RBTのサイズ

MDR-1RBTのサイズについてレビューします.

MDR-1RBTは左右それぞれ10段階までヘッドバンド部が伸ばせるようになっています.1段階で約5ミリ伸びるので,片側で最大50ミリ,両側で最大100ミリまで伸ばせます.

私の頭は日本人としては普通サイズくらいだと思います.そして,両側それぞれ2段階ずつ伸ばして使用しています.そういう訳なので,頭のサイズがかなり大きい人でも装着出来ると思います.最大にのばした状態では握り拳が頭の上にギリギリ入らない程度でした.これは世界で同じ製品を販売しているので欧米人でも装着出来るように設計されているということなのでしょう.逆に日本人女性で顔の小さい方は調整しきれない可能性があるかもしれません.

2012年12月19日水曜日

Kindleのフォーマット:mobi?azw3?

Kindleの書籍フォーマットは以前はmobiだったのですが,現在はazw3になっています.DRM無しのEPUBから変換する場合はazw3をおすすめします.単なる文章のみの場合であれば問題ありませんが,技術書などでソースコードやコマンドを書いている場合は,表示レベルがかなり変わります.具体的には,mobiだと単にインデントされただけであるのに対して,azw3であれば枠線などが表示されます.もちろん元のEPUBでそのように表示するように記述されていなければなりませんが,mobiではそういった形式をサポートしていないようです.

EPUBからazw3への変換はcalibre(http://calibre-ebook.com/)がおすすめです. azw3だけでなくmobi,HTML,PDF,TXT等の多数のフォーマットへの変換に対応しています.

そもそもDRM無しのEPUBファイルなんて,どこで手に入るのかと思われるかたもいるかもしれませんので,私の入手先について書きます.
  • Google play storeのオライリー本
一部のオライリー本(英語)がplay storeでアプリとして販売されているのですが, 何故か格安です.通常数千円する技術書が数百円で購入できます.そして,このアプリからEPUB形式として出力することができますので,calibreでazw3形式に変換してpaperwhiteで読めます.メジャーな本は大抵網羅されているので,英語であることさえ気にしなければお買い得です.

2012年12月3日月曜日

レビュー:kindle paperwhite(kindle 3とkindle DXgとの比較も少し)

ようやくkindleストアが日本に上陸したということで,予約して発売日に受け取りました.既にamazon.com経由でkindle 3とkindle DXgは購入して利用していたので,それらとの比較も含めてレビューします.

まず,kindle paperwhiteのいいところは,
  • 日本のkindleストアが利用できる
  • 画面が白い
  • 暗いところでも読める
  • 解像度が高い
  • 画面の反転頻度が少ない
  • タッチ操作 
  • 安い
まず, 日本版のkindleストアが使えることです.これまでもkindle 3とkindle DXgでアメリカ版のkindleストアは利用していましたが,当たり前ですが英語書籍しかありません.日本語の本も存在はするのですが,テキストではなく画像データのためkindleで読むメリットは殆どありませんでした.日本語の本がいつでも購入できるのはありがたいです.

画面は,「paperwhite」の名前の通り画面が白いです.ただし,実際に白い画面というわけではなく,フロントライトによって白く見えているだけです.そのため,ライトの輝度を下げると普通のE-inkと同じで藁半紙みたいな色になります.このフロントライトのおかげで暗いところでも読めますが,完璧というわけでもないです.フロントライトは画面下が発光元なのですが,画面下の方は明るさのムラが少しありますし,画面を見る向きによって見え方が若干異なります.ただし,実使用で気になるレベルではありませんでした.

画面の解像度ですが,paperwhiteでは前モデルの167ppiから212ppiに向上しており見やすくなっています.自炊したPDFを読む場合,以前のモデルではボールド処理等をしなければ掠れて見えにくくなりやすかったですが,paperwhiteでは改善しています.

前モデルでは,ページめくり毎に白黒反転していたのですが,paperwhiteでは5ページくらいは反転なしで読み進められます.おかげでページ送り速度も速くなっていて快適です.起動調整のスライダーがアニメーションのように動作するのは,古いモデルから使っている人間からすると驚きです.

 これまで持っていたkindleはタッチパネルなしのモデルでしたので,タッチ操作は便利です.ハイライトや辞書を使うときに5-wayキー(以前のkindleについていた十時キーのこと)を使わないで直接選択出来るので楽です.

最後に,wi-fiモデルであれば約8000円という低価格です.電化製品だと日本の価格は海外に比べて高めに設定されることが多く1ドル100円換算くらいになることが多いのですが,1ドル80円換算くらいなので通常の為替と変わらないです.

逆によくないところは,
  • kindleストアの品揃えが悪すぎる(2012/12時点)
  • タッチ操作のみ
圧倒的に駄目な点としてkindleストアの品揃えが悪すぎます.私は主にコンピュータ系の技術書を読むのですが,kindleストアには技術書が殆ど存在しません.コンピュータ・ITのカテゴリで数百冊しかありません.おかげさまで,paperwhiteは有効活用出来ていません.仕方がないので,洋書の技術書を購入しましたがpaperwhiteを購入しなくてもkindle 3でも読めるので意味がありません.楽天がぼろくそにたたかれていましたが,amazonも大して変わらないような気がします.結局日本の出版社が電子化には前向きでないせいなのでしょうね.

これは意外に思われるかもしれませんが,タッチ操作しかないのは良くないです.ページ送りのために画面に触るのは,指が文字に被ってしまうのでkindle 3のようにページ送りようの物理ボタンがあった方が良いように感じました.

kindle 3やDxgから比べて着実にハードは進化していると思います.画面は綺麗になりレスポンスも良くなっています.paperwhite版のDXgが欲しいのですが,どうやら大画面はFire系でしか出さないようなので残念です.A4のPDFデータを読むのは,さすがに6インチでは厳しいのでDXが良いのですが,Androidタブレットと競合して勝てそうな気配はないですね.


2012年12月1日土曜日

レビュー:新型PS3 CECH-4000

HMZ-T2で映画を見るために,同時にblu-ray環境が必要でしたので購入しました.単なるblu-rayプレイヤーでも構わなかったのですが,DVDのアップコンバーター機能もついているということでしたのでPS3にしました.事前の情報で,CECH-4000はコストダウンのためにチープな作りになっているので,CECH-3000の方が良いというコメントもあったのですが,特に高級感も必要ないので新型にしました.
新型の特徴は,
  • サイズが小さい
  • 消費電力が少ない
  • HDD容量が最大500GB 
  • トップローディングに変更された
まず,サイズが小さくなっているとの事でしたが,初代PS2位のサイズはあります.ps-oneや薄型ps2位まで小さいと嬉しいのですが,廃熱などを考えると難しいと言うことなのでしょうね.次に消費電力が少ないということですが,CECH-3000と比べると殆ど変わらないそうです. HDD容量はCECH-3000の320GBから500GBに増えていますが,特にゲームをやるわけではないので,私の場合は関係ありませんでしたが一応500GBの方を購入しました.一番大きく変更されている点は,ディスクの読み込みがスロットローディングからトップローディングに変更されたことだと思います.スロットローディングの方が格好いいというコメントが多いように感じましたが,私はトップローディングが好きですね.PS3ではないですが,これまでにスロットローディングでディスクが取り出せなくなったという状態を知人などで数回見てきたので,機械的な稼働を必要としないスロットローディングは安心です.

1点だけ気になった事があるのですが,それはディスクの読み込み音です.これは結構聞こえてくるので,スピーカーで音を出している場合は問題になるかもしれません.私の場合は基本的にヘッドフォンでしか音を再生しないので,再生中はディスク読み込み音は聞こえなくなるため問題にはなりませんでした.

2012年11月23日金曜日

レビュー:MDR-1RBT Bluetoothヘッドフォン

最近はHBS-700というカナルタイプのBluetoothヘッドセットを使っていましたが,カナルタイプのイヤフォンを使いすぎたせいか耳に痒みや痛みが出てきたので,オーバーヘッドタイプのヘッドフォンに買い換えました.買い換える上で考慮した点は以下になります.
  • 耳の中に挿入しないタイプ
  • Bluetooth対応
  • 音漏れしない
  • AVRCP
  • バッテリーが10時間位は保つ
  • 出来れば通話機能もあればよい
  • 音質は重視しない
 まず,必須条件として外耳道に挿入しないタイプということで,オーバーヘッド,ネックバンドか耳かけ型に絞りました.同じく必須条件としてbluetoothに対応している事も挙げました.ヘッドフォンにケーブルがあると出し入れするときに絡まってしまいますし,鞄や服に引っかかったりして煩わしい思いをしますが,bluetooth接続だと本体だけでケーブルレスなので,そういった問題から解放されます.一度bluetoothを使うとやめられないですね.次に,周りに人がいる場所で使うことが多いので音漏れをしないタイプである必要がありました.この条件で行くと自ずと密閉型のオーバーヘッドタイプに絞りこまれました.

後は,あれば良いなと思っていた項目としてAVRCP,バッテリーが長時間持つ,通話できるの3項目です.AVRCPはbluetoothの機能で,ヘッドホン側で操作ができるものです.再生停止,ボリューム,曲送りなどがスマートフォンなどを触らなくてもヘッドフォン側で操作できます.バッテリーの保ちはbluetooth接続で問題になる項目で,カナルタイプなどの小型の物だと2~4時間しか使えないものが多いです.一日バッテリーを気にせずに使えるレベルとして10時間くらいは保ってほしいです.通話機能は,私はスマートフォンと接続して使用するので有ると便利です.ただし,明らかなマイクがついていないタイプのヘッドセットで通話していると独り言を言っているように見られてしまうので,すこし恥ずかしいですね.

最後の項目として,音質はそこまで重視しません.私の耳自体が大したことが無いのに加えて,そもそもbluetooth接続の時点で非可逆圧縮転送されてしまうので追求しても仕方がないですね.HBS-700はカナルタイプであることを除いて全項目を満たしていて気に入っていたのですが,さすがに健康を捨ててまでは使い続けられないですね.とはいえ,カナルタイプでも問題ない方にはおすすめですね.最近apt-X(低遅延,高音質)に対応した新型のHBS-730も出ているので,そちらもおすすめです.

上記の条件を満たす物を探したところ以下の物が候補になりました.
  • CREATIVE: WP-300, WP-350(WP-350に通話機能付き), WP-450(apt-x,通話に対応)
  • SONY: MDR-1RBT
  • harman: kardon BT
  • SENNHEISER: MM 400
  • MONSTER: beats wireless
 この中から選択したのはMDR-1RBTだったのですが,決め手は連続再生30時間という断トツのバッテリー性能ですね.他の物は全て10時間前後でした.音質は重視していなかったため,視聴もせずに購入しました.そのため,これらの製品の音質や装着感等の違いは不明です.

というわけで,ここからがレビューになります.
まず,MDR-1RBTの良い点は以下になります.
  • AVRCP,通話に対応
  • 連続再生が30時間
  • 有線接続も出来る
Bluetooth接続の機能としてはAVRCPと通話に対応しています.Xperia Proのミュージックアプリにて操作可能でした.使い方は,接続後にヘッドフォン側の再生ボタンを押すと自動的にミュージックアプリがバックグラウンドで起動して音楽が再生されます.ボリュームと曲送り操作もできました.ただし,操作を受け付けるのはミュージックアプリを開いている時,HOME画面,スクリーンオフ時のみで,他のアプリを使っているときには操作を受け付けませんでした.これはHBS-700でも同じでしたので,Androidの仕様だと思われます.また,再生停止の操作が少しシビアで,曲送り操作になってしまう事がありました.(追記)長押しすれば誤操作無く停止できました.通話機能については,口元にマイクが無いですが十分にクリアな音が拾えているようで,通話相手によると普通に電話しているときと変わらないとの事でした.また,NFCによる簡単接続機能もありますが,私のXperia Proは非対応のため確認できていません.

連続30時間再生可能なバッテリーは良いですね.実際,数日充電しなくても使えています.HBS-700だと偶に充電を忘れてバッテリー切れを起こした事がありましたが,3倍保つMDR-1RBTであれば殆どバッテリー切れにあわなくて済みそうです.

有線接続機能は,付属のステレオミニケーブルで繋げば有線でも使えるというものです.有線接続時はMDR-1Rと同等の性能になるようです.バッテリーが切れることは殆ど無いとは思いますが,その場合でも有線接続できるので安心感がありますね.また,この機能があるので,家ではヘッドマウントディスプレイHMZ-T2に接続して使っています.ちなみに付属のステレオミニケーブルは片側がL字型で反対側がストレート型になっています.HMZ-T2で使う場合は明らかにストレート型の方がケーブルの収まりが良いので,両側ともストレート型のステレオミニケーブルを別に購入して使っています.

次に,良くなかった(良くないと思われる)点です.
  • 大きく重い
  • ハウジング部分の回転方向が逆だと良かった
  • 耳の周りが蒸れる
  • 密閉型だが多少は音漏れする
  • 充電中はBluetooth接続で再生できない(有線の場合は充電しながら再生可)
  • 充電端子と有線接続端子のカバーが邪魔

まず,サイズが大きいです.しかし,ハウジング部分が回転してフラットに出来てキャリングケースに入れて簡単に鞄に仕舞えるので,そこまで問題にはなりませんでした.そして,重さは300グラムもありモバイルとは言い難いですが,こちらについても装着感が良かったため重さはあまり感じませんでした.

ハウジング部分が回転してコンパクトに収納できると書きましたが,この回転方向が固定で,首に垂らした時にイヤーパッド側が表に出てきてしまいます.回転方向が逆であればイヤーパッド側が体に接してハウジング側が表に出てくるので,そちらの方が好みです.

装着感は良かったのですが,耳の周りは少し蒸れてしまいます.気温15度くらいでこの状態なので夏場は汗でびちゃびちゃになる可能性が高そうです.(かなり寒くなってきたので追記)冬場はイヤーマフ代わりになって暖かいです.

音漏れについては,少し漏れてしまうようです.外の音も結構聞こえてきます.屋外で使う場合は少し気をつけた方が良さそうです.(追記)電車の中にて,音を再生しない状態だと周りの人の会話が聞こえるレベルでした.

充電中の挙動ですが,bluetooth接続は出来ません.これについては充電の頻度が低いので特に問題にならないと思います.有線接続時は充電できました.また,有線接続時はBluetooth接続できなかったので(有線接続が優先される),何らかのケーブルを接続しているとBluetoothは機能しないようです.

充電端子(micro-USB)と有線接続端子(ステレオミニ)のカバーですが,はっきり言って邪魔です.使用頻度が低い端子であれば構わないのですが,充電端子は少なくとも1週間に1回,基本的には毎日使うにもかかわらずカバーがついているのは煩わしいです.有線接続の頻度は低いせいかもしれませんが,ステレオミニプラグにカバー付けている物なんて殆ど無いと思うのですが,それなりに需要があるものなのでしょうか.現在は切り取ってしまうことを検討しています.

最後に評価出来ていない点です.
  • 高音質らしい
これは私の耳が残念な性能であるためという可能性が極めて高いのですが(難聴というわけではありません),特別音が良いとは思いませんでした.私は他にHBS-700とノイズキャンセリング機能付きのATH-CKS90NCというイヤフォンを持っていて,どちらも高音質を売りにしている機種では無いのですが,それらと比べても明らかに優れているという事は感じませんでした.(追記)久しぶりにHBS-700を使ってみると明らかに音質が悪かったです.HBS-700は高音低音ともに出ていないのに対して,MDR-1RBTはどちらも出ています.ただし有線接続のATH-CKS90Nと比べての優劣は良く分かりませんでした(低音好きなのでATH-CKS90NCの方が好み).Bluetooth接続としては高音質で間違いないようです.有線接続している場合も大きく音質が改善しているとは感じませんでした.(追記)良く聞き比べると有線接続している時の方が音質は良かったですが,やはり劇的に高音質になるというようには感じられません.私の感覚では無線でも十分であるように思います.この点については耳が良い人のレビューを参考にして頂いた方が良いと思います.

まとめ)
項目数的には良くない点の方が多かったですが,致命的に悪い点は無く,総合すると良いと思います.bluetoothの機能は一通り押さえられていますし,何よりバッテリーの保ちが競合製品を圧倒しています.ある意味致命的なのは,製品としては高音質であるにもかかわらず,それを私が体感できる人間では無かった事かもしれませんね.

サイズに関しての追記 

MDR-10RBTとの比較レビュー

2012年11月8日木曜日

Media Goアップデート(moraに対応)

10月からmoraがDRMなし楽曲配信を開始していましたが,アプリケーション側の対応が十分でない状態がしばらく続いていました.Walkmanを使っている場合はx-アプリを使用すれば良いので問題ないのですが,Xperia等のスマートフォンで使用する場合は転送にMedia goというアプリを使用する必要があり,こちらはmoraへの対応が1ヶ月近くかかりました.問題だったのは以下の2点です(現在は改善されています).

  • moraで購入した楽曲を何故かムービーとして認識してしまい,ミュージック側のライブラリに登録されない
  • Media goからmoraストアに接続できない
もちろんスマートフォンなので,直接ファイル転送してしまえば再生できますし,Androidアプリ版のmoraを使えば直接ダウンロードすることも出来ます(使い勝手は良くないですが).何故Media goを使うのかというと,いくつかメリットがあるからです.
  • SenseMeという曲調の自動解析機能が使える
  • プレイリスト作成が楽
SenseMeは曲のテンポやムードを自動で解析する機能で,12音解析やミュージックソムリエなどと同じ機能です.これを使えば似た曲調のプレイリストが簡単に作成できます.また,プレイリスト作成についてですが,機能的には特別なことが出来るわけではなく普通に楽曲を登録していくだけの物なのですが,そのままスマートフォンに転送できるのでXperiaとの組み合わせでは楽に使えるということです.

moraでのDRMなし楽曲配信開始時に20~30曲ほど購入してみたのですが,普段使っているMedia Goで曲を認識できなかったので面食らいました.適当なフリーソフトを使っていた場合なら納得も行くのですが,moraとMedia Goともにソニーグループ製なので驚きました.結局,自分で直接スマートフォンに曲を転送して,プレイリストも自分で直接作成して使用していました.私からするとDRMなし楽曲配信は大ニュースだったのですが特に大きなニュースとして取り扱われていなかったことから,ソニー自体がそれほど力を入れていないのかもしれませんね.完全に今日(11月8日)報道されたiTunesへのソニー系楽曲配信のニュースとは規模が違いました.こちらは各方面で大反響を呼んでいますね.

というわけで,不満たらたらな感想でしたが最新版へのアップデート後は普通に使えています.

2012年11月2日金曜日

レビュー:SONY HMZ-T2(とアイトレックの比較)(そういえばバーチャルボーイ)

3Dの映画を自宅で見るために購入しました.以前,初期型アイトレックを使っていたので15年ぶりのヘッドマウントディスプレイです.普通のレビューは色々出ているので,アイトレックとの比較という観点でレビューしてみたいと思います.
まず,HMZ-T2が勝っている点です.
  • 解像度が高い
  • 画面が大きい
  • 3Dがみられる
  • 遮光カバーが付属している
  • イヤホンが交換可能
まず解像度が1280x720と高いです.アイトレックは320x240位だったのでドットが見えすぎる状態で字幕が読みづらかったのですが,HMZ-T2ではドットは殆ど気になりません.次に画面の大きさですが,アイトレックが60インチ相当だったのに対して,HMZ-T2は750インチと大幅にアップしています.ですが,体感的にはそこまで大きくなっているようには感じません.どちらも壁などにある物などと比べると確かに表示上のサイズがあるように感じるのですが,体感ではそこまで大きく感じないです.このあたりは人によって感じ方が違うと思いますが,私はヘッドマウントディスプレイの画面では大きさを感じにくいようです.次に3Dですが,これはHMZ-T2の圧勝ですね.自宅で高品質の3D映像が10万円以下で鑑賞できるというのは素晴らしいです.ただし,3D映像についてはコンテンツ側が追いついていない状態ですね.3D対応のBlu-rayの数はまだまだ少ないですし,トイ・ストーリーのようなCG系が多いですね.実写映画でも3Dが増えるとうれしいですが,普通の3Dテレビだと専用メガネをかけないといけないので,なかなか普及はしないでしょうね.次は遮光カバーがついている点です.遮光カバーの有無は没入感にかなり影響を与えますが,アイトレックではオプションでした.買えば良いじゃないかと思うかもしれませんが,その当時はヘッドマウントディスプレイはニッチ産業で,どの電気屋にも置いてあるようなものでは無く,ましてやオプション品に至っては簡単には手に入らない状態でした.そういった事を経験しているので,最初から遮光カバーがついているのはありがたいですね.最後はイヤホンが交換可能ということです.アイトレックは本体から直接イヤホンが出ていたのですが,長く使っていると断線してしまいますよね.それに対してHMZ-T2は交換可能ですので,万が一断線しても安心ですし高級なイヤホンに交換することも出来ます.実際,私は重低音が好きなのでaudio-technicaのSolid Bassシリーズの物に交換しています.

次にアイトレックに負けている点です.
  • 大きく重い
  • 装着と調整が難しい
まず,大きく重いことです.アイトレックはメガネ的なサイズで主さも100g強でしたが,HMZ-T2はT1から軽くなったといえ300g以上あり本体も大きいです.HMZ-T2は座った状態だと重力で下にずれてくるので,基本寝た状態で使うようにしています.使った後はおでこと鼻に跡がきっちりつきますね.まあ,アイトレックも鼻には跡がついたので,どっちもどっちですね.そして,HMZ-T2の最大の問題点は装着と調整が難しいことです.アイトレックは鼻パッドの高さだけ調整できるようになっていて,メガネの様にかければ使えるという簡単なものでした.それに対してHMZ-T2は,おでこパッドの位置,頭のベルト2本の長さ調整,左右のレンズ位置の調整というように調整する項目が多いです.おでこパッドとベルトの長さをうまく調整しないと,すぐに本体がずれてきて映像がぼやけてしまいます.左右のレンズ位置の調整は簡単ですが,装着具合によっては再調整が必要なため,たまに調整しないといけないことがあります.このあたりは大画面による弊害なのでしょうね.最近は慣れてきて調整具合が決まってきたので楽になってきていますが,アイトレックのメガネの様にかけて即見られるというのは素晴らしいですね.

こんな感じでHMZ-T2とアイトレックの比較をしてみましたが,当たり前ですがHMZ-T2の方が相当優れています.とはいえ,アイトレックは15年前に発売されているという点を考慮すると健闘していますね.去年は色々あったオリンパスですが,やはり光学系の技術力は高いのだなと思い知らされます.つい最近ソニーとオリンパスが医療機器関係で提携することが決まりましたが,ヘッドマウントディスプレイでも提携してもらいたいですね.


2012年10月27日土曜日

Xperia pro (MK16A)をAndroid 4.0から2.3に戻しました

SmartWatchの追記でも書いたのですが,Xperia ProのAndroidのバージョンをICS(4.0.4)からGB(2.3.4)に戻しました.ICSはメモリが1GBは無いと快適には使えないようです.具体的に快適に使えなかった点は以下の通りです.

  • ホーム画面のウィジェットの描写に時間がかかる
  • ブラウザ(Opera mobile)で複数タブを開くと動作が極端に遅くなる or フリーズする
  • Gmailアプリの動作が遅い
ホーム画面に戻るたびにウィジェットの再描写が行われ,数秒以上待たされるというのが最も困った点でした.そのために使うウィジェットの数を減らしたり,ホーム画面の数を1枚だけにするなどの対処をしましたが,それでも大きくは改善しませんでした.Opera mobileは複数のブラウザを使い比べてみて,現時点では一番使いやすかったのですが,タブを10個位開くと動作が遅くなってしまいました.ひどいときにはフリーズしてしまい強制停止しなければならないこともありました.もちろんGBでは,そこまで酷い動作になったことはありません.GmailアプリはGBとICSで表示形式などが違うのですが,ICS版ではテキストだけのメールでも描写に時間がかかる場合があり快適に使えませんでした.またメモリ使用量も多いようで,他のアプリ使用中にメールを受信し,ステータスバーからGmailに移動してメールを読んだ後に元のアプリに戻ろうとすると,元のアプリが停止されているホーム画面に戻ってしまうことが多くありました.

上記の様な動作状態だったため,GBに戻しました.戻してみるとGBはこんなに軽い動作だったのかと驚きました.GBからICSにした時には異常に重くなった様には感じなかったので(少しは動作が遅いとは思いましたが),使用しているアプリが少なければ快適に動作していたようですね(使うアプリを制限してまでスマートフォンを使う意味があるとは思えませんが).ICSからGBに戻して,ICSの方が良かったと思う物ももちろんあります.
  • ステータスバーが高機能
  • 電話帳が高機能
  • 使用アプリ履歴が高機能 
  • 画面がスタイリッシュ
他にもICSで良くなっている点は色々あるとは思うのですが,私が感じたのは上記の4点です.まず,ステータスバーについてですが,GBは全ての通知をまとめてしか処理出来ないのに対してICSでは通知毎に処理出来ます.また,ICSだとWidgetsoid等のアプリを使うことでステータスバー上にトグルスイッチが設置できるようになっています.GBでもステータスバー上にトグルスイッチの表示自体は出来るのですが,通知領域のどこを押しても単に全体を押したとしか認識しないため,複数のトグルスイッチを1通知内で操作することが出来ません.次に電話帳ですが,ICSではグループタブが増えていてグループ分けが出来るようになっていますが,GBでは全リストから選択することしか出来ません.一応お気に入りというタブが有るのですが,なんとお気に入りに選択した連絡先は全体のリストに表示されなくなってしまいます.GBの場合は電話帳アプリを入れた方が良いかもしれません.次に使用アプリ履歴ですが,ホームボタンを長押しすると使用したアプリの履歴が出ますが,GBは単にアイコンが並ぶだけですが,ICSの場合はアプリ画面自体が並べられる事に加えて必要ない物は横方向スワイプさせることで履歴から削除できます.最後に,当たり前なことですが,ICSの方が画面がスタイリッシュです.


JBはICSに比べて動作が軽くなると噂されていて期待していたのですが,つい先日2011年モデルのXperiaに対してはJB(4.1)は提供しないというアナウンスがされてしまいました.理由も快適な動作が提供出来ないとの事なので,メモリが512MBしかないことがネックなのでしょうね.そういうわけで,Xperia proから違う端末を買い換えるまではGBのまま使用することになりそうです.

2012年9月24日月曜日

レビュー:SmartWatch MN2

最近,鞄やズボンのポケットにスマホを入れているとメールや着信に気がつかないことがあったので何か良い物はないかと探していました.最初はBluetooth接続ブレスレットタイプの着信通知バンドがいくつか見つかり値段も安いので,とりあえず購入しようかと考えていたのですが,レビュー等を確認してみると人によって評価にかなりばらつきがあるようでした.そういえばsony ericssonがそういったデバイスを発売していたなと確認してみるとLiveViewの後継としてSmartwatch MN2がでていました.2台目の製品ということもあり,初代の問題点等が改善されていて使いやすくなっているというレビューもちらほら.早速購入となりました.

セットアップは説明書通りに進めれば簡単に完了しました.設定は全てスマホ側で行うようになっているので,SmartWatch側の小さい画面でちまちまと設定を頑張る必要が無い所は良かったです.使用ユーザーが多いと思われるSMS,Gmail,Facebook,twitter,ミュージック,カレンダーのアプリは本家sonyの物が初期から入っていました.他には通話,不在着信,天気,電話帳,電話検索が入っています.電話検索はSmartWatch側のアプリを動作させるとスマホ本体から着信音が鳴るようになっていて,スマホを見つけられるようになっています.当たり前ですが,Bluetoothが繋がっている状態でないと動作しません.メール系のアプリは受信通知に加えてSmartWatch側でメール本文のプレビューが確認できるようになっています.他にもサードパーティーのアプリとしてRSSやバッテリー残量,マナーモードへの変更がPlay Storeからダウンロード出来る様になっています.RSSアプリを導入すると自動的にGoogle readerの設定が読み込まれましたが,さすがにRSSの通知頻度はメールや電話よりも頻繁すぎて鬱陶しいのでアンインストールしました.一応RSSの通知はフィード毎にon/offは出来る様になっていますので,速報性が高い物だけに絞れば人によっては役に立つと思います.

本体の物理的な感想としては,軽いけれど結構な厚みがあるので格好良くは無いです.画面表示は室内では問題無いですが,日光下では画面がほぼ見えません. バッテリーは使用頻度によるとは思いますが,数日は充電無しでも大丈夫そうです.肝心の通知バイブレーションは十分な強さはあると思いますが,もう少し強くても良かったと思います.スマホの至近距離でBluetoothの接続が切れる事は数日に1回くらいしか発生しませんでした.スマホとの接続が切れるとSmartWatchがバイブレーションする様になっていて置き忘れ防止に役立つようになっています.しかし,Bluetoothの電波自体が10~20m位は届いてしまうため,接続断通知されるころには結構スマホ本体から離れている状態になります.

かなり気になった点を1つ.SmartWatchを使用するためには,SmartWatchアプリと使用したい機能毎に子アプリをインストールする必要があるのですが,通知用のアプリのため常時実行状態になっている物が多いです.SmartWatch本体アプリが10MB前後で子アプリが数MBずつメモリを消費するため,メモリの少ないXperia proだと導入時に動作が明らかに遅くなりました.仕方がないので,あまり使っていないアプリのアンインストールとHomeアプリの変更(Xperia HomeからADW Luncher EX)等を行いました.Androidのバージョンが2.3だったり,最新のメモリが1GB乗っている機種だと気にならない可能性が高いと思います.

問題点もいくつかありますが,今のところ便利に使えていますので気に入っています.

 追記)
充電は専用端子付きのケーブルで行うのですが,少し接触に難があるようです.一応クリップで挟み込む形になるのですが,若干力が弱いためか端子が接触しない状態になる事があります.充電中の画面が表示されるので確認は出来ますが,一度確認を忘れたときに充電に失敗している事がありました.


2012年9月16日日曜日

ICS版端末用rootツール

XDAにてICS版端末でrootを取るツールが公開されていました.
動作確認されている端末は以下の物です.
  • Sony Xperia: S, T, P, Acro S, Go, Ion, Tipo
  • Google: Nexus 7 [UK Firmware]
  • Xtouch: X401
Xperia proやXperia mini proの次の世代は対応していますが,古い世代はどうなのでしょうね?最近ICSにアップデートしたXperia proの動作が重くなってきたので,いらないプリインストールアプリを消すためにrootがとれるか試してみたいと思います.

レビュー:Xperia pro (MK16) 用ラバーケース

ebayで注文していたものをしばらく使用したのでレビューします.”MK16 HYBRID SILICONE RUBBER HARD BACK CASE"と検索すると出てくる商品です.送料込みで1個5ドル程度です.発送はメール便になっていて,色違いで2個注文した物が別々に送られてきました.包装は特になくビニール袋1枚の中にそのまま入っていました.白,紫のどちらもマット塗装ですが,紫は少し光沢感のあるマット塗装になっています.作りは値段なりで,削り残しがあるなど少し粗いですが実使用には問題無いレベルです.ラバーケースなのでグリップ力があるかと期待していたのですが,表面はサラサラしていました.それでも指紋でべたべたにならないので,その点はかなり良いです.厚みも1ミリ位ですので,サイズもあまり変わりません.

2012年8月30日木曜日

Xperia pro (MK16) 用ラバーケース注文

Xperia proは背面が光沢有りブラックでツルツルしていて持ちにくいので,滑らなさそうなカバーをeBayで注文してみました."HYBRID SILICONE RUBBER HARD BACK CASE"となっているので,プラスチックのハードケースにラバー塗装している物だと思われます.到着したらレビューしたいと思います.
Xperia proはサードパーティを含めても周辺機器やアクセサリーが殆ど無いのは残念ですね.純正のシルバーカラーのバッテリーカバーですら見かけないです.ebayでもメッシュタイプとラバータイプの2種類位しか有りませんでした.メッシュタイプは色の種類も多かったのですが,ラバータイプは黒,白,赤,紫のみでした.ちなみに注文したのは紫と白です.

続き)
届きました

2012年8月28日火曜日

レビュー:BluetoothヘッドセットHBS-700

Xperia proで使っているBluetoothヘッドセットHBS-700です.HBS-700を購入するまえはSONYのDR-EX62VPという有線の物を使っていました.SONYの物は操作ボタンやボリュームボタンがついているので,Xperiaをポケットに入れたままでも操作出来たので便利なのは便利でした.ただ,やはり有線だとケーブルが絡まってしまって携帯性は良くありませんでした.そこで,Bluetooth接続の物を探してみたのですが,以外と良い物が見つかりませんでした.携帯したいので,オーバーヘッド型の物はサイズ的に除外になり,ネックバンドタイプのmotorolaのS9-HDやS10-HDは良さそうだったのですが,締め付けが気になるというレビューが多かったので除外しました.耳掛けタイプは耳が痛くなるので,これも除外しました.最有力だったのが,カナル部分を繋ぐケーブルしかないタイプの"BackBeat GO"や"HBH-IS800"でしたが,カナル部分に詰めるバッテリー容量の限界として2~4時間程度しか再生できないという問題点がありました.そこで目に止まったのがHBS-700でした.これは他のBluetoothヘッドセットとは構造が少し変わっていて首掛けタイプです.首掛けと言ってもペンダントに胸に下げたりする物でなく余分なケーブルがありません.これを購入した理由は,

  • Bluetooth接続
  • 連続再生が10時間
  • 本体でスマートフォンを操作可能
  • 余分なケーブルがない
  • 装着が楽
  • イヤホン部分がカナルタイプ
HBS-700は首回りに操作系とバッテリを配置することにより長時間再生と操作しやすいデザインになっています.操作ボタンは左側に電源スライドスイッチ,通話ボタン(着信時に押すと通話できます),音量調整ボタンがあり,右側に再生ボタン(ミュージックアプリがバックグラウンドで立ち上がり再生を始めます),曲送りボタンがあります.首回りのケーブルは多少の柔軟性があり,簡単に首に装着できます.重さも32gしかないので軽いのですが,以外と装着している感じはします.肩が凝りやすい人だと気になるかもしれないです.音質はあまり良くないと思います.少なくとも低音はあまり出ません.音量ボタンを同時長押しすると低音モードに変わりますが,ドンシャリというかシャリシャリになっている様な気がします.イヤホン部分はカナルタイプなので音漏れは殆ど無く,電車などでの移動中でも安心して使えます.また,イヤホン部分に磁石が入っていて,本体両端の凹みに装着できるようになっています.充電は本体にmicroUSBを接続するだけなので楽です.1点だけ残念な点として,通話ボタン周りにリング上にライトが設置されていて再生中や通話中に青色に点滅するので,外だと本体の見た目と相まって少し恥ずかし点です.ちなみに充電中は赤色に点滅します.

ヘッドセット機能としては,通話ボタンを押すと音声認識による電話発信が可能ですが,誤って押してしまう可能性があるので危険ですね.着信時にはヘッドセット側で着信音とバイブレーションがあります.バイブレーション機能が付いているのを見落としていたので,初めて電話がかかってきた時はびっくりしました.通話品質は特に問題が無いレベルでした.

2012年8月23日木曜日

レビュー:10,260mAhモバイルバッテリーQE-QL301

既にeneloop(KBC-L2B)をもっていたのですが,追加で買ってみました.
これの良い所

  • 容量が10,260mAhもある(スマホを4回充電できる位) 
  • 厚みが11mmと薄い 
  • バッテリー残量が5段階で確認できる 
  • USBが2口ある 

これの悪い所

  • 500g近く有り重い 
  • バッテリーが空状態からの満充電にACアダプタで9時間,USBだと丸一日必要で時間がかかる 


容量はとにかく多いので1~2日位であれば,これだけで電源をまかなえます.eneloopは容量半分くらいだったので,1日で使い切ってしまうことが良くありました.eneloopと比べて厚みも半分くらいになっているので,鞄の隙間に滑り込ませてしまえば良く,持ち運びやすいです.重さは結構ありますが,500g程度なので鞄に入れている分には気になりません.サイズと重さからいってタブレット端末みたいなものですね.eneloopと比べて一番良かった点は残量が確認しやすいことです.eneloopも一応確認できるのですが,LEDの点滅パターンが変わるという代物で,最近はパターンを忘れてしまって役に立っていませんでした.QE-QL301はLEDが5つ有って,直感的に残量が確認できるので便利です.USBも2口有るので,スマホとモバイルwifiを同時に充電する事も出来ます.気をつけないといけない点は,充電時間が長いことです.それでもACアダプタなら9時間なので寝ている間に充電できます.USBでの充電は可能なだけで基本的に使い物にならないと思います.

2012年8月20日月曜日

レビュー:4A出力対応のUSB/ACアダプターBSMPA09BK到着

注文していた4A給電可能なUSB/ACアダプタBSMPA09BKが到着しました.とりあえず,スマートフォン2台(Xperia pro Xperia mini pro),モバイルwifi(GP02)とワイヤレスヘッドホン(HBS-700)を同時に充電してみましたところ,特に問題ありませんでした.音に対して鈍感なのもあると思いますが,コイル鳴きによる音は特に聞こえませんでした.本体の左右に2口ずつUSBが設置されていて,片側はAndroid用で反対側がApple用に分けられています.おそらくApple側がiPhoneやiPad向けに調整されているようですが,残念ながらApple製品は持っていないので確認できませんでした.とにかく,これを導入したことによりアダプタ4つが1つにまとまってすっきりしました.とはいえ,まだUSB/ACは3つほど使っています.殆ど充電する必要は無いのですがKindleを2台ほど所有しているのとガラケーも1台有るので, 追加でもう1個購入するつもりです.出張時にも役に立ちそうですしね.


Xperia pro (MK16A) アップデート配信(4.1.B.0.587)

Xperia proのICS版アップデートが配信されていました.改善されている項目は,メールや不在着信時にLEDが点滅するようになった点です.今まではバグで常時点滅していたので早めに修正されてよかったです.

2012年8月17日金曜日

4A出力対応のUSB/ACアダプターBSMPA09BKを注文

4A出力対応のUSB/ACアダプターを注文しました.最近のガジェットはmicro-USBでの充電が一般的になってきていて便利なのですが,USB/ACアダプターを機器毎に用意していたためコンセント周りがごちゃごちゃして大変な事になっています.以前4ポート出力の物を買ったのですが,4台同時に充電したときに過負荷で壊れてしまいました.かなり昔に販売されていた物なので,1ポート辺り500mAが限界だったのでしょうね.現在は1アダプタ1機器にしているので,それだけで電源タップを占拠している状態です.今回注文したBSMPA09BKは2Aを2台同時に供給可能とのことで大抵の物は問題無く充電できそうです.

2012年8月15日水曜日

レビュー:Xperia pro (MK16A) とmini pro (SK17i) の問題点

Xperia proとmini pro共通の問題点として以下の二つがあります.
  • バッテリーの持ちが悪い
  • アプリをインストール出来る領域が狭い
 バッテリーについては3G通信をしているとガンガン減っていく(1時間で10%以上減る場合もある)ので,注意していないと1日持たないことがあります.rootを取って魔法の5行を導入すればスタンバイ時は明らかに改善するのですが,使っているときはどうしようもないですね.3G通信部分は諦めて,ディスプレイの輝度を下げることでバッテリーを長持ちさせるようにしています.ウィジェットで設定するタイプでも問題無いのですが,電源接続の有無で自動で変わってくれると楽なので,「Toggle on Powered」というアプリを使用しています.このアプリは電源の接続の有無によって,画面の輝度やwifi接続状況などを自動で切り替えてくれます.私は,接続時は輝度100%で切断時は輝度30%に設定しています.タスクキラー系のアプリは相性によっては逆にバッテリーの持ちが悪くなる可能性があるので導入していません.
 この世代のXperiaは内部ストレージが400MB位しかないので,アプリをどんどんインストールしていくと空き容量がすぐに足りなくなります.ウィジェットを使用しない場合はSDカードに移動させても問題無いので,基本的にはSDカードに移動させるようにしています.アプリ開発者の人にはSDカードにインストール可能な設定で公開してもらいたいですね.

Xperia proのみの問題点として電源ボタンが押しにくいという点があります.mini proの電源ボタンは本体上部にあって,左手持ちの場合に人差し指で簡単に押せたのですが,proは本体左側面の上の方に付いていて,左手持ちの場合に親指で押さないといけないのですが,これが結構押し難いです.力を入れて押そうとすると,人差し指や中指にも力が入ってしまって右側面にあるボリュームボタンを押してしまうことが多々ありました.普段はマナーモードにしているのですが,ボリュームボタンを触ってしまうと知らない間にマナーモードが解除されてしまい困りました.現在は強制マナーモードアプリと画面ロック用のウィジェットを使って対応しています.強制マナーモードアプリはよく使われている物を見つけられず「近藤昭雄の溜息」という変わった名前の物を使用しています.画面ロック用のウィジェットは「Widgetsoid」を使っています.

2012年8月7日火曜日

レビュー:Xperia pro (MK16)とXperia mini pro (SK17)の比較

・画面 proの方の勝ち
画面サイズが3.7インチ(854x480: 264ppi)と3インチ(480x320: 192ppi)
画面サイズが大きいことよりも解像度が高いという点でproの方が良かった.mini proだと小さい文字や写真のディテールが判別出来なかったのですが,proだと結構判別出来ました.さすがにRetina級(300ppi以上)のディスプレイには適いませんが,私の用途では十分といったところです.

・サイズ mini proの勝ち
mini proは3インチと小さいため片手だけで操作ができ,厚みがある分手にフィットする点が良かったです.proだとギリギリ片手で操作出来ますが,その場合は私の手にはフィットしませんでした.両手操作前提の持ち方をした場合は背面の湾曲にフィットしたので,両手操作を前提にデザインされているようです.

・キーボード proの勝ち
配列は同じですが,proの方がキーピッチが広く,タッチも軽いので入力しやすいです.とはいえ,ソフトウェアキーボードに比べるとmini proでの十分入力しやすいです.

・ボタン類 mini proの勝ち
proはHome, Back, Menuキー全てが物理キーなのに対してmini proはBack,Menuキーがタッチ式になっています.タッチ式は誤入力が多少あったのですが,それでも物理キーよりは操作しやすかったです.これは私が左手片手操作しているせいだと思います.たぶん両手操作だと気にならないと思います.

・端子類 proの勝ち
mini proはmicro USB端子にカバーがあったのですが,充電の度に開け閉めする必要があり面倒でした.proはカバー類がないので面倒がなく楽で良いです.ついでに,proはHDMI端子が付いているので外部出力が可能です(使いませんが).

・バッテリー proの勝ち
proが1500mAh,mini proが1200mAhとなっていて,proの方がややバッテリ容量が多いです.画面サイズを差し引いてもproの方が多少はバッテリーが持つように感じます.ただし,どちらの機種も3G通信をするとバッテリーの消費が相当激しいです.1時間で10%~20%位消費しているようです.wifiだと1時間で数%位です.

・スペック 引き分け
中身のスペックは基本的に同じで,proの方が画面サイズと解像度が高くなっています.そのため,proの方が動作が重くなるかと思いましたが,動作の軽さは特に変わらないように感じました.

レビュー:Xperia pro (MK16A) 使用感

ハードqwerty配列キーボードが付いていて,デフォルトで800MHz帯に対応していたのが購入した理由です.
Xperia mini pro (SK17i)も持っていますが,こちらは800MHz帯には対応していないので電波の掴みが残念でした.MK16Aでは,自分の生活圏ではまず圏外にならないです.
キーボードは結構使いやすいですが,さらに希望を挙げるとすれば5列にして数字キーを独立にして欲しいかな.数字はFnキーとの同時押しによる入力なので,パスワードなんかは入力がしづらいです.個体背面がarcの用に少し湾曲しているので持ちやすいらしいですが,自分の感覚ではよく分かりませんでした.Home, Back, Menuキーは物理キーのため押し込む必要があり少し押し難いです.誤動作は増えるかもしれませんがタッチ式のキーの方が好みですね.電源キーは左手片手では押しづらく,つい反対側のボリュームキーも同時に押してしまいマナーモードが解除されてしまう問題が発生しました.仕方がないので,”近藤昭雄の溜息”という強制マナーモードアプリを導入しました.右手持ちで人差し指押しだと問題ないようですが,慣れているので左手持ちのまま使っていくつもりです.
AndroidのバージョンはJB(2.3.4)のままにしようかと思っていましたが,何となくICS(4.0.4)にアップしてみました.rootをとって日本語フォント入れたり魔法の5行をやっても良かったのですが,メインで使う端末なので一応そのまま使うことにしました.mini proをICSにしたときは,もう少し動作が重い感じだった様な記憶があるのですが,それなりにさくさく動きました.mini proと同じ性能で解像度だけ高いので,以前より遅くなると思っていましたが,気づく範囲ではなかったようです.ICSからはアンインストール出来ないアプリでも大抵の場合は無効化できるので,常駐アプリの負荷が低いのでしょう.ただし,Video Unlimited等の一部のアプリはアンインストールも無効化も出来ませんでした.どうしても消したくなったらrootを取ることにしよう.

Xperia pro (MK16A) 購入

Xperia pro (MK16A)が,Negri Electronicsで330ドル位だったのが値下げされて268ドルになっていたので思わず購入した.
本体(258.5 $)+配送料(55.5 $)で314 $だったので,だいたい2万5千円位で買えた.以前は5ドルオフクーポンしか適用出来なかったが,10ドルオフクーポン("10offsite")が適用出来たので少し得した.
注文から4日ほどで到着した.amazon.comでkindleを買った時もそうだったが,国際配送でもかなり早く到着するので便利な世の中になった物だ.